サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ刑務所で見かけた2世とは? コラム 知られざる女子刑務所ライフ23 ムショにも「2世」はゴロゴロいる――“親子で懲役”も珍しくない塀の中 2017/10/22 16:00 覚せい剤2世タレント知られざる女子刑務所ライフ Photo by Dave Nakayama from Flickr 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。 ■清水良太郎は刑務所より病院へ 急に寒くなりましたね。ムショはめっちゃ寒かったなあとか思い出す、今日この頃です。 さて、またまた2世タレントが覚醒剤使用(覚せい剤取締法違反)の疑いで逮捕されました。清水アキラさんのイケメン息子・良太郎さんです。違法カジノ出入り問題に続いての不祥事ですが、まあ覚醒剤の使用自体は初犯なので、執行猶予でしょうね。 でも、「ホテルで(良太郎さんから)薬物を飲まされた」って女性に通報されるって、それはアカンですわね。もうキメセクでしかイケなくなってるんだとしたら、やっぱり刑務所より病院ですよ。 最近では、橋爪功さんの息子さんとか、C・W・ニコルさんのお嬢さんとかが覚醒剤で逮捕されていますね。こういうことは、親に全く責任がないとはいいませんが、本人の問題です。本人が気づかなければ一生治りません。 ■ムショには「親子で懲役」も“あるある” いつも思いますけど、覚醒剤に限らず、いろんな事件で「有名人の子ども」として取り上げられるのは、ホンマお気の毒ですね。悪いことは悪いことですし、目立ってしまうのはわかりますが、同じことをしても記者会見しない一般人のほうが大半ですからね。そもそも有名人のお子さんでもがんばってる方は多いですし。 それに、もう成人してて、いいトシなのに、親が記者会見までやって謝るのもかわいそうですね。そこまで、さらし者にする必要があるんかなあと思ってしまいます。 そんなことを言っていたら、編集者さんから「ムショで2世を見かけたことありますか?」と聞かれました。芸能人ではないけど、「ヤクザの2世」とか「シャブ屋の2世」とかはゴロゴロいましたね(笑)。「あのコのおとうちゃん、○○やねん」と、有名なヤクザの名前を聞くことはけっこうあります。 また、母娘や姉妹で入ってるコも珍しくありませんでした。廊下なんかで「おかあちゃん、がんばってえ」とか言っているコに、私たちは「いや、むしろ、お前ががんばれ」とか言っていましたよ。 次のページ 覚醒剤に手を出したくなる気持ち 12次のページ Amazon 警察と暴力団 癒着の構造 (双葉新書) 関連記事 つけまつげから靴、家具、お神輿まで、刑務所の中で作っているモノマイケルの知られざる“娘”、スピルバーグやドリューも!? セレブの衝撃的“親子”関係ASKAもアソコに隠せばバレなかった? 絶対に見つからない「覚醒剤の置き場所」「手錠をはめたまま」分娩、生まれてすぐ離れ離れ――厳しいムショの出産事情ポン中だって“白馬の王子”に夢中! 女囚たちの愛読書は「ハーレクイン・ロマンス」