サイゾーウーマンカルチャーインタビュー『黒革の手帖』のリアル元子!? カルチャー 予想外の展開 『黒革の手帖』のリアル元子!? “ホームレス”からナンバー1キャバ嬢へ成り上がった女の意外な夢 2017/09/14 21:30 インタビューキャバクラ 彼氏に振られてホームレスに 「彼氏に振られたんです。20歳そこそこの彼氏に将来を託していたつもりはなかったのですが、22歳の私にとっては絶望的でしたね。就職先もナシ、同棲していた家も追い出されて住む家もナシ、学費を払っていたので貯金もナシ。親に就職先を探してないなんて口が裂けても言えず、実家に帰ることもできませんでした」 彼氏との別れを機に、突如ホームレスになってしまったリサさん。幸い、キャバクラのアルバイトは続けていた。 「友達の家やネットカフェを泊まり歩いて、1カ月間がむしゃらに働きました。それまでは彼氏の休みに合わせて店を休んだり、お客さんに営業もまったくしてこなかったんですが、この時、初めて水商売の仕事と向き合いました」 もともと、社交的で人見知りしない性格のリサさん。本来、真面目だったこともあり、遅刻も欠勤もせずに働き、1カ月後、2,000円だった時給は5,000円にまで上がった。結果、部屋を借りることもできた。その後も、店での成績は順調に伸ばしたというリサさんの「売れるための秘訣」とは、何だったのだろうか? 「お客さんと一緒になって楽しむことを、一番大事にしました。私は特に気配りができるというタイプでもないし、連絡がマメというわけでもないので。店に来ていない時にメールや電話を頑張るのではなく、店に来たら必ず楽しんでもらえるようにしました。私のお客さんは割とお金持ちで、普段は高級クラブで飲んでいるような人が多いです。仕事中は部下を使って、高級クラブではチヤホヤされる、常に誰かの上にいる人たち。私はそういう人にも常に同じ立場で、友達のように接して一緒に騒いじゃいます。それが良いと言って来てくれる人が多いですね。ただ、売れている人の接客は観察していました。私にはなくて、売れている人にあるものは吸収するようにしていました」 その後、キャバクラで初めてのバースデーイベントを行ったリサさんは、1日で300万円を売上げ、ナンバー1になった。 「ナンバー1になった時、あまり実感は湧きませんでしたが、正直複雑でした。私は、常に誰か尊敬する先輩がいて、それを追っかけるという立場が好きだったので。ナンバー1になると、抜かされないような努力をしないといけなくて、今までと努力の内容が変わってくるのも嫌でした。もちろんプライドがあるので、一度上に行ったら落ちたくないという気持ちもあります。でも、そのためにお客さんに無理させるというのは、私のスタイルではないと思いましたね」 また、トップになったことにより、トラブルも生じてくる。 「店の子のドレスがハサミでズタズタに切られていたのを、私が犯人扱いされたり、口説いてきたお客さんに冷たくしたら、その客がほかのキャストに『リサがお前の陰口言ってる』など、私の立場を悪くするうわさを流されたりしました。その客は出禁にしたのですが、その後、ストーカーまがいなことをされました。メールを1日100通近く送ってきたり、私の自転車を見て帰ってるかを確認されたり……。結局、こういったトラブルが絶えず、店を移ることにしたんです」 次のページ キャバクラの経験を生かして税理士を目指す 前のページ123次のページ Amazon 昼職未経験のキャバ嬢が月商2億円の社長に育つまで キラキラ社長・愛沢えみりの起業術 関連記事 リアル『黒革の手帖』人生! 風呂なし住宅から、月300本指名のホステスが見た水商売とお金『黒革の手帖』武井咲の顔は「小娘にしか見えない」? Dr.高須幹弥が“悪女顔”を解説『黒革の手帖』が現実に!? 客への復讐として “月収400万円”ホステスとなった女性『黒革の手帖』のような“成り上がり”! 16歳から水商売、歌舞伎町で稼いだ「億の金」の行方は……?武井咲『黒革の手帖』江口洋介の“パクパク”キスシーンに「キモい」「ドン引き」