サイゾーウーマンカルチャーインタビュー「職業:愛人」の女たち 第1回 カルチャー 「職業:愛人」の女たち 第1回 元大リーガーと交際も……「愛人は3人」シングルマザーの“男と金”事情【「職業:愛人」の女たち】 2017/08/26 19:00 インタビュー「職業:愛人」の女たち Photo by Flickr from TMAB2003 愛人、と聞いてあなたはどんなイメージを持つだろうか? 金のために男に体を提供する恥ずべき存在? それとも、女の武器を駆使して男から大金を巻き上げるスゴい女? 最近、何かと話題の「愛人」。その実態はいかなるものなのだろうか? どんな手腕で男を籠絡するのか?相手を好きになってしまうことは?男が本気になってしまったら――? なんだか気になる愛人という「職業」について、愛人本人たちに赤裸々に語ってもらう当連載。第1回は、シングルマザーにしてベテラン「愛人」美穂さん(仮名)に、男の見つけ方から、お金の引き出し方まで、愛人業の裏話を聞いた。 愛人は3人、月に10~20万円もらう 美穂さん(38歳)は2人の子どもがいるシングルマザー。普段は知人のスナックで週1~2回働くほか、風俗にも週2~3回出勤している。ここでの稼ぎは合わせて月30~40万円程度。生活を支えるベースにはなるものの、実は“愛人”の副業の方が「オイシイ」のだと美穂さんは言う。 これまでに元大リーガーや投資家などとも付き合い、そういったセレブな人たちからは、1年間に数百万円単位で貢いでもらったという。 ――収入的にはどっちの方が多いんですか? 「月による……って感じかな。少し前まで愛人が3人同時にいたんです。その時は、スナックも風俗も出勤を減らしていたから、両方で月20万円程度でした。でも、愛人からはそれぞれ、月に10~20万円もらっていたので、月の収入を合わせると70万円くらいになってましたね。今は1人に減っちゃったから、風俗とスナックで30万円程度で、愛人からは月15~20万。子どもが中学生と高校生で何かとお金がかかるから生活費でほぼ消えますね」 稼いだ収入がほぼ生活費で消えるのは、子どもの塾代が多くかかるため。なのに、美穂さんは、プラチナに小さなダイヤモンドがついたネックレスと指輪をして、バッグや財布はブランド物、髪の毛はキレイにセットされている。つまり、見た目は「結構、お金かかっているよね」と同じ女性ならわかる格好だ。実際、月に一度は美容室に行き、エステも週に一度は行くという。 「エステや美容室で見た目を保つのは投資です。『かわいそうなシングルマザー』売りの私ですが、男の人って、結局、生活苦がにじみ出ているみすぼらしい女性なんて見向きもしないんですよ。ただ、派手なセレブ風にするのは禁物で、ナチュラルメイクに黒髪が基本。でも、これって肌や髪などベースがキレイじゃないとダメじゃない? 清貧ってやつですか? 目指すはそこです」 ちなみに持ち物のブランドやジュエリーは、もちろん交際相手からのプレゼントである。だが、これは単なる「男を喜ばせるアイテム」で、別れたら即売るのだそうだ。 「プレゼントを身につけていると、それだけで男性って喜びますから」 そして、特徴的なのがワンピースだ。正直いって、センスがいいとは言えず、どちらかというと「いい歳してそれ?」と言いたくなるようなモノ。白地に花柄、スカート丈は膝上だ。聞けばレストローズで買ったという。 「男性が好きなファッションと、女性が『ステキ』『まねしたい』って思うファッションって別物。基本的に、色は白、ピンク、水色。それから、花柄、フリル、パール、リボン、レース、フワフワニットなどいかにも女性らしいモチーフが鉄板。ブランド的には、ジルスチュアートやストロベリーフィールズ、スナイデルとか。洋服は高くなくていいんです」 これが勝負服なのだそうだ。 「一緒にレストランに行った時、道を歩く時、エスコートしたくなるような女性になることが大事。男性って何歳になってもヒーロー願望があり、女性に対してはお姫様でいてもらいたいものなんですよ」 次のページ 「100円」出す男は、「100万円」も出す 12次のページ Amazon 愛人という仕事 関連記事 派遣先の経営者と婚外恋愛、離婚、そして愛人へ――バツイチ女性が語る「私は女に嫉妬される」の意味兄とも弟とも関係をもった……モト冬樹に34年尽くした女の凄まじい告発「100万円なら払うよ」寺田農の"10年事実婚"女性の憎悪と手切れ金「君は僕を養えないだろ」寺田農の10年事実婚女性と35歳年下の若妻事実婚が増えれば、夫婦別姓が実現するかもしれない——「未届けの妻」のメリットとは?