斉藤由貴は不倫でなく“セカンドパートナー”!? 謎の擁護を展開する「女性自身」
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
広島原爆投下から72年。今年も原爆被害に対し、さまざまな角度から報道が行われ、7月には国連で核兵器禁止条約が採択されてもいる。しかし被爆国である日本は、この交渉にさえ参加せず、これに反対したままだ。だが安倍晋三首相は8月6日に行われた広島の式典挨拶で「『核兵器のない世界』の実現に向けた歩みを着実に前に進める努力を、絶え間なく積み重ねていく」と平然と語る。これが欺瞞でなくて何なのだろう。
第376回(8/3~8発売号より)
1位「斉藤由貴 家事しない理解もない夫へ“反逆”の不倫!」(「女性自身」8月22・29日合併号)
参照「セックスレスになってからが本当の夫婦」(「女性セブン」8月17日号)
2位「福山雅治の『吹石一恵妻失格』の声! 脱『亭主関白』夫婦のリアル」(「女性セブン」8月17日号)
3位「岡本圭人 『断りやすくしてくれた』スマートお誘い手口」(「週刊女性」8月22・29日合併号)
かつて魔性の女と言われた斉藤由貴の24年ぶり、3度目の不倫騒動が勃発した。これは先週の「週刊文春」(文藝春秋)のスクープだったが、しかし宮根誠司や坂上忍などによる斉藤への擁護発言が話題になるなど、さすがの“魔性の女”ぶりを見せている。そんな中、「女性自身」もまた、斉藤への不可解な“擁護”をぶち上げた。
記事では再ブレークした斉藤の演技を賞賛する一方、斉藤の夫に対して大いなる“疑念”の目を向けている。以前、斉藤が「自身」のインタビューを受けた際、夫が皿も洗わないし、家事もしない、考えかたも全く違う、そして家庭に波風が立っていると話したことを指摘。また激太りでバッシングされ、その後ダイエットに成功しても、夫の反応は満足できるものではなかったのではと“推測”する。さらに不倫騒動が勃発した日、夫と2人の子どもたちは、近所のファミレスで何事もなかったかのように、笑顔で一家団欒をしていたという。
要するに、すでに夫婦関係が破綻していたことを強調したいようなのだ。「自身」にしては珍しい不倫芸能人擁護。もちろんベッキー騒動のように、不倫を一方的に攻撃し、追い詰めるよりはよっぽどマシだし、女性週刊誌として女性の味方に立つのは、ある意味正しい。
だが驚くのが記事は、斉藤と不倫相手である医師の関係が“セカンドパートナー”だとしていることだ。「自身」では、この言葉の定義や詳細は説明されていないが、奇しくも、先週3日発売の「セブン」で、セカンドパートナーについてこう言及している。