確かにお兄ちゃんは、やり方が露骨

逮捕のアーロン・カーター、Twitterで「何があっても愛してる」アピールの兄ニックを批判

2017/07/18 19:02

ごもっともすぎる「言いたいなら直接言え」

 米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、ジョージア州のハーバーシャム郡の警察官にDUIを疑われたアーロンは、呼気検査、尿検査などを拒否したため、逮捕された。マリファナや薬物に関する器具も見つかったとして、それに関する容疑もかけられているとのこと。車内には交際相手のマディソン・パーカーもいたが、彼女も逮捕されたと報じられた。

 逮捕される数時間前、アーロンはツイッターで「交通に関する問題が発生したため、カンサス市で行う予定だったパフォーマンスに行けなくなってしまった」と発表していたことから、ネット上では「彼女と、酒&マリファナ・パーティーでもしてたんじゃないか」と叩く声が上がった。アーロンは08年にもマリファナ所持容疑で逮捕されており、「なんだかんだ言いながら、マリファナ中毒では」という臆測も流れた。

 逮捕のニュースを聞いた兄ニックは、すぐに「オレの弟へ:何があっても、お前を愛してるぜ & 助けが必要なら、オレはいつだってここにいるから。そして、お前を助けることができるから」とツイート。「複雑な家庭もあるけどさ。(お前が求めるのなら)オレたちは、いつだって助けるからさ」という言葉も添え、ツイッターを通してアーロンに呼びかけた。

 しかし、この心温まる兄からの言葉を、アーロンは「本当に心配してるわけじゃねぇだろ!」と痛烈に批判したのだ。

 逮捕報道後初となったツイートで、アーロンは「みんなのオレへの祈りや想い、本当に感謝してる。会えなかったファンにはマジで済まないと思ってる。真実は明らかになるから! オレの声明文、呼んでください」と長文を添付。

 三人称で語られるこの声明文では、まず逮捕の経緯を、「ヒット中のニューシングル『Sooner or Later』のプロモーションのため、休む間もなくサウス・イーストを移動し続けていた。そんな中、新しく入れた車のタイヤのアライメントの調子が悪くなってしまったので、調整するためにジョージア州コーネリアのカー用品店チェーン『AutoZone』に入った。店に入り「車のタイヤを見てくれ」と頼んだところ、攻撃的な複数の警察官により逮捕されてしまった。警察官たちは(米国憲法修正第6条で保障されている公民権である)弁護士の立ち会いを求める権利を一方的に無効にした」と説明。マリファナに関しては「長年患っている不安神経症の治療のために医療用大麻を処方されており、購入するための免許を所有している」と述べ、合法なものだと主張した。


 その上で、「アーロンは自分が”有名人”だから逮捕されたのだと感じており、この点について弁護士を通して争う構えだ。AutoZoneの監視カメラも、アーロンがDUIで逮捕された時に車を運転していなかったことを証明してくれるだろう」と憤りをあらわにしている。

 続けて、「引き続きプロモーション・ツアーを行う。今回の法的問題で迷惑をかけてしまったファンには心から謝罪したい。予定通りにツアーをこなせなかったことも申し訳なく思っている。埋め合わせはするつもりだ」と謝罪し、「次に行くのはアラバマ。2017年7月18日火曜日に行く予定だ」と宣伝。

 そして「最後に、アーロンは兄ニックが公なTwitterでツイートした件についてコメントしたいと言っている」とし、「オレと血を分けた兄弟が、本当にオレの健康状態を心配してくれてるんだったら、オレに直接電話するんじゃね? 誰もが見られるところに書き込みするとかじゃなくて、直接オレと会話するんじゃね? オレのことを自分のPRに使うのはマジ、クールじゃないよね。ひどい状態だったオレを蹴り上げたくせに。ま、オレは良い時も悪い時もどんな時でも家族のことを愛してるけどね」と怒りに満ちた言葉を公開した。

アーロン・カーター