バッシング慣れした人の言葉の重み

リンジー・ローハン、難民支援活動家としてトランプ大統領を擁護

2017/07/07 19:18

かつてトランプは「胸のそばかすがいい」と言った

 リンジーは「これが私たちの大統領なのよ。彼をいじめるのはもうやめて、彼を信じましょうよ」とツイート。大統領が人道的に良いことをたくさんしていると讃え、「アメリカを支持してくれることに感謝するわ」とつぶやいた。

 その後も、リンジーは、インドのモディ首相と会談前に熱い抱擁を交わすトランプ大統領の写真に「この写真を見ると、まるで自分の兄弟のように感じる。昨年の今頃の大統領とは違う大統領なんだって感じるから」と述べる感想ツイートに反応。投稿者に、「ドナルド・トランプ、イヴァンカ・トランプ、メラニア・トランプ、ドナルド・トランプ・ジュニアは、親切な人たちなのよ。アメリカ人として、なぜ人を貶すことができるのか、理解できないわ」とリプライを送った。

 当のトランプは、04年に毒舌司会者ハワード・スタンのラジオ番組に出演した際、当時、お騒がせセクシーセレブとして話題を振りまいていたリンジーについて聞かれ「そばかすがいいよねぇ。胸のそばかす、たまんないねぇ」と回答。「10代の問題児とセックスすること、想像できる?」というゲスな質問には「まあね。問題を抱えている女性ほどベッドでは最高だからね。不思議だよねぇ」と答えている。

 今年に入り、英大手タブロイド紙「デイリー・メール」のFacebookライブインタビューを受けたリンジーは、04年にひどい発言をしたトランプをどう思うかと聞かれ、「世間の目にさらされているってことは、じろじろ見られるってことだから」「彼は大統領なんだから、味方につくべきよ。倒せないんだから、味方になるべきでしょ」とコメント。いつまでもトランプ叩きをせずに、アメリカを良くしようと思っている彼を信じて前に進もうという彼女の意見に、ネット上から「めずらしく良いこと言うじゃないか」と賛同する声が上がった。

 リンジーは、昨年11月にトランプに「一緒にシリア難民訪問をしよう」と呼びかけていた。彼が当選してしまったことを多くの米メディアが愚痴っていた頃、リンジーは「大統領になったんだから仕方ないじゃない!」「さっさと手を組んで、難民を支援しなくちゃ」と行動していたのだ。しかし、メディアも世間もいつまで経ってもトランプ叩きを止めない。トランプもいちいち反応して、そのことばかりが報道される。難民たちの現状を見ているリンジーとしては、「そんなことより早く支援を!」と憤りを感じるのだろう。だから、今回のようにCNNに「もうやめてくれ」とツイートしたのかもしれない。


 とはいえ、先月末にはブリトニー・スピアーズ、パリス・ヒルトン、ビヨンセに「ナイスガールズたち、ミコノス島で開催する私の誕生日パーティに来て」と呼びかけたり、「エマ・ストーン、一緒に『ミーン・ガールズ2』をやろうよ!」と提案するなど、仰天ツイートを連発し、「またおかしくなった」と世間を騒がせたばかり。エマへのツイートには「誕生日の(願いを込めた)トランプ・ツイートよ」と書かれていたため、ギャグとして投稿したものと見られるが、アンチ・トランプたちから「お騒がせ女が、いつまでたってもおかしなことを言っている」「トランプ擁護も頭がおかしいから」と捉えられても仕方ないだろう。

 10代後半からタブロイドやメディアに追いかけ回され、世間からイヤというほどバッシングを受けてきたリンジー。だからこそ「大統領叩きはもうやめよう!」という彼女の言葉に説得力があるという意見もある。果たしてリンジーの思いはアメリカの国民に届くのか。リンジーとトランプの今後の発言や、そしてそれを伝えるCNNにもぜひ注目していきたい。

最終更新:2017/07/07 19:18
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