サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」葉加瀬太郎の口説き文句に出た身勝手さ コラム "噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第365回】 葉加瀬太郎、口説き文句「愛人になればいいんだよ」発言に出た身勝手さ 2017/05/23 21:00 フジテレビ女性週刊誌ぶった斬り! 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性セブン」6月1日号(小学館) 恐ろしい。加計学園の「総理のご意向」文書に関し、実名告発しようとした文科省前事務次官に対し、読売新聞が“出会い系バー通い”という記事を掲載したことだ。犯罪を犯したわけでもないのに、こんな情報が大手紙に踊る。前代未聞の“口封じ”。安倍政権下で進む恐怖政治の一端だ。 第365回(6/18~23発売号より) 1位「葉加瀬太郎 路チューも! 赤面の密談愛」(「女性セブン」6月1日号) 2位「菊川怜 新婚早々夫との別居生活3週間」(「女性自身」6月6日号) 3位「ココが変だよ! ニッポンの教育」(「週刊女性」6月6日号) 葉加瀬太郎、お前もか! 結構驚いた。陽気な愛妻家、恐妻家だと思っていた葉加瀬に浮気疑惑報道。いや、浮気じゃないけどツッコミどころ満載だ。 妻・高田万由子がイギリス滞在中の日本で、都内の高級割烹で、そしてバーで年上の女性シンガーを口説く葉加瀬。その口説き文句の一部始終を「セブン」は拾う。 「ヤッても変わらないと思うよ。もっと好きになると思う」「おれはずっとお願いしてるんだけどさ……」「愛人になればいいんだよ。おれ、絶対、100%愛人に精力を注ぐ」 ヤルだの、お願いだの精力だの(精力は違う意味か。笑)葉加瀬の口から次々と飛び出す口説き文句。呆れるより、なんだか笑える。葉加瀬だからか? しかも店から出た2人は、路地裏で目と目を合わせてチュー、だって。しかも2人の会話から、過去にもチューしたことがあるらしい。なるほどね。葉加瀬もフツーの男だったのか。 だが、冒頭のお前もか! というのは、葉加瀬が女性を熱心に口説いたり、もしかしたら浮気しているかもしれないことに対してではない。葉加瀬が口説き文句の中で、既婚者のシンガーに対し、こんなフレーズを発していたことだ。 「だから愛人になればいいんだよ。そっちの家庭をなんとかしてくれないと」 なんて身勝手な! これを言葉通りに受け取れば、葉加瀬は自分の家庭は壊すつもりはない。でもこの女性を愛人にしたい。でもって、女性には8年前に結婚した夫がいる。それは嫌だ。独占したい。ほかの男と結婚しているなんてダメ、ってことだろう。自分はあくまで離婚なんかするつもりは毛頭ないし、東大卒で美人で、タレントで女優の妻とよろしくやる。子どももいるし、それがマスコミにも受けているし、離婚なんかしたらイメージダウンだ。でも、でも相手に夫がいるのはイヤ。W不倫なんてありえない! だから女性にだけ“家庭をどうにかして”だって――。 もうちょっと、進歩的な考えの持ち主かと思ったら、そうでもなかった。結構フツーだった。 次のページ 菊川怜の夫について取り上げない『とくダネ!』 12次のページ Amazon CONCERT TOUR 2011 THE BEST OF TARO HAKASE [DVD] 関連記事 離婚した葉月里緒奈の“母親失格”バッシングに響く、辻仁成の「親権」への言及木村拓哉、“娘”タブーを解禁の焦り――静香との「母娘写真」に実名表記で報じる意図ワイドショーとは一線を画す、「週刊女性」の森友学園問題に対する報道姿勢木村拓哉『A LIFE』平均14.5%を、「有終の美」「今季最高」と過剰に称賛する女性誌愛子さまの“激やせ”写真に向けられる、さまざまな臆測と宮内庁の姿勢