サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」木村『A LIFE』を絶賛する女性誌 コラム "噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第356回】 木村拓哉『A LIFE』平均14.5%を、「有終の美」「今季最高」と過剰に称賛する女性誌 2017/03/21 21:00 木村拓哉中居正広女性週刊誌ぶった斬り! 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性自身」4月4日号 石原慎太郎元都知事に対する百条委員会が昨日開かれた。「知らなかった」を連呼する石原氏は想定内にしても、まったく追求できない野党にはがっかり。そして3月26日には注目の森友学園・籠池泰典氏の証人喚問が行われるが、今度こそ野党には問題解明――本質である国有地の不自然な激安払い下げの流れ――につながる質問を期待したい。決して安倍晋三首相の“名誉のためのショー”にならないように。 第357回(3/17~21発売号より) 1位「木村拓哉 SMAP解散騒動渦中“共演父の教え”で決断した『孤独の道』」(「女性自身」4月4日号) 2位「中居正広 武田舞香との6年愛のウラで隠してきた年下女性」(「週刊女性」4月4日号) 参照「中居正広の結婚観を変えた女」(「女性セブン」3月30日・4月6日合併号) 3位「稲田朋美 地味でも媚び上手『イラッ伝説7』」(「女性自身」4月4日号) ここ最近の世の中、フェイクニュースやらイメージ操作やらといった言葉が氾濫しているが、まさか、こんなところにも……。 今週の「女性自身」がトップ特集で報じたキムタク記事。その内容は、昨年のSMAP解散騒動の渦中に撮影された映画『無限の住人』で初共演した、俳優で舞踏家の田中泯が、木村に手を差し伸べ、木村も田中の孤高な生き方に感銘を受けた、というもの。しかし驚くのは、そこに散りばめられた木村主演ドラマ『A LIFE』(TBS系)の視聴率を誇示する賛辞の嵐だ。 そもそも記事リードからしてこうだ。 「今クール高視聴率を最後までキープし、有終の美を飾った」 さらに、記事でも“チームの士気は高いまま最終回まで突っ走った”“第9話までの平均視聴率が14%を超える、今クールいちばんの大ヒットドラマだ”“第8話の視聴率が15.7%と最高記録を打ち出したときも、『ヨッシャー!』と木村さんがいちばん喜んでいました”などなど絶賛の嵐。 えっ、そうだったっけ? しかも、この視聴率って手放しで喜ぶほど!? 次のページ 全10話の平均が14.5%で終了 123次のページ Amazon A LIFE〜愛しき人〜 Blu-ray BOX 関連記事 元SMAP4人、4月に新事務所移籍!? 芸能プロ重鎮たちのジャニーズ“懐柔”の実現性は嵐・櫻井翔の結婚路線を“猛プッシュ”、ジャニーズ仲良し媒体が一斉に報じる意図愛子さまの“激やせ”写真に向けられる、さまざまな臆測と宮内庁の姿勢清水富美加の年収1500万円報道で、「レプロは偉い」と担ぎ続ける“芸能ムラ”メリー喜多川「女帝糾弾」、夏目三久「芸能史に残る熱愛」……2016年の“女”を斬る!