イケメンドラマ特捜部【ジャニーズ&イケメン俳優】

大河『直虎』を建国モノ&イケメンドラマとして成立させた、高橋一生の冷静沈着な芝居

2017/05/21 16:00
 

来週からはゴールデンウィーク。 待ち遠しいですね。 #高橋一生 #旅する氷結

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 いよいよ、高橋一生の人気が確変状態に入った。

 2015年のドラマ『民王』(テレビ朝日系)で総理大臣の第一秘書役を演じ、16年には映画『シン・ゴジラ』で若手官僚役を演じ、ネクストブレーク間違いなしといわれてきた高橋だが、今年は坂元裕二・脚本のドラマ『カルテット』(TBS系)、大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)と立て続けにヒット作に出演しており、ついにその人気が全国区のものになってきたと実感する。
『カルテット』で高橋は、松たか子、満島ひかり、松田龍平といった名だたる実力派俳優たちと共演しながら、演技力において一歩も引かない存在感を発揮した。ふとした偶然から知り合った4人のアマチュア音楽家が、弦楽四重奏楽団(カルテット)を組んで軽井沢の別荘で共同生活を送る姿を描いた同作で、高橋はバツイチ子持ちで30代後半のフリーター・家森諭高を演じた。

 ダメ人間でありながら、余裕しゃくしゃくでつかみどころのない“男版不思議ちゃん”とでも言うような家森は『カルテット』のマスコットボーイ的存在として、視聴者から愛された。今まで演じてきた、影のある理知的な青年役とは違う明るいキャラクターを演じたことで、高橋はアイドル的人気を獲得。ファン層を大きく拡大した。


 しかし、家森のキャラクターはあまりにも強烈すぎた。こういう役でブレークすると演じられる役の幅が狭まり、今後の俳優人生に悪い影響を与えるのではないかと少し心配があった。だが、それは杞憂だった。『カルテット』と同時期に放送がスタートした『おんな城主 直虎』が佳境に入ると、家森諭高のイメージからあっさり脱却。「頭が切れるナンバー2」のイメージを取り戻した。

カルテット1