サイゾーウーマンコラム彼女が婚外恋愛に走った理由自称「女に嫉妬される」婚外恋愛女性 コラム 【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由 派遣先の経営者と婚外恋愛、離婚、そして愛人へ――バツイチ女性が語る「私は女に嫉妬される」の意味 2017/03/25 16:00 彼女が婚外恋愛に走った理由 ■婚外恋愛相手は、既婚の経営者 充希さんは寂しさを紛らわせるために、再び派遣で仕事を始めた。 「今の彼と知り合ったのも派遣先です。熊みたいなルックスで、優しくて、一目惚れでしたね」 その恋人は、彼女の派遣先の経営者、しかも彼も既婚者だというから驚きである。 「私の方から一生懸命アプローチしました。もちろん彼は私が既婚者だということは知っていましたが、それでも受け入れてくれたんです」 入社後、彼と婚外恋愛関係になるには、そう時間がかからなかった。彼に惚れこんでしまった充希さんは、夫とのスキンシップを拒絶するようになってしまう。 「一緒にお風呂に入るのはもちろん、おはよう、おやすみのキスも、もちろんセックスも全て拒みました。だからあっさりバレちゃいましたよ」 泥沼になるはずだったが、意気消沈してしまったご主人は、条件も何も提示せずに離婚を求めてきたという。以来充希さんは、恋人の所有するマンションで暮らし、いわゆる愛人生活を送っている。 「派遣先は辞めて、引き続きパートとして彼の会社で働いています。とはいっても週に2回、5時間だけですけど……それなりのお給料をいただいているので、みんな怪しんでいると思いますよ。でも誰も何も言いません。もともとパートの女性が多い小さな会社で、あらゆるウワサは絶えませんし、奥さんとは私が来る前から仮面夫婦だったみたいだから」 彼の所有するマンションには、基本的に肉親以外を招き入れることは禁止されているそうだ。 「それに、今こういう生活をしているって話したら、女友達がほとんどいなくなっちゃいました。母と妹には、彼が既婚者だということは秘密にしていますけど……」 24時間、彼の監視下にある現在の充希さんの生活だが、息苦しさを感じないのだろうか? 「全然平気ですよ! 一番下のお子さんがまだ小さいので、土日は毎週会えないのが寂しいくらいです。彼との交際で唯一イヤなのはセックスですね……私、あまりセックスが好きじゃないんです。それよりもいちゃいちゃくっついている方が、幸せを感じます」 大勢の友達をなくし、彼と2人きりの濃密な時間を過ごす充希さん。前のご主人との生活に辟易し、婚外恋愛に走ったのも、こうした時間が得られなかったからなのかもしれない。筆者が彼女の立場であれば、とてつもなく寂しく不安な毎日に感じてしまうが、彼女の幸せは、彼女自身が一番かみしめているのだろう。 (いしいのりえ) 前のページ123 最終更新:2017/03/25 16:00 Amazon 愛人 ラマン (河出文庫) まさに「自分の幸せは自分が決める」ってやつか 関連記事 「私にとって彼は花沢類」不倫相手に“セックスしない”関係を求める30代主婦が夢見るモノ夫の浮気相手への慰謝料請求中、妻の不貞も発覚――ドロ沼と化した“婚外恋愛”の落とし前「夫の浮気と姑の嫌味」を我慢するために――保守的な主婦が、婚外恋愛に溺れた理由「セックスはしません」婚外恋愛にハマった40代母が、既婚者の彼氏に望んでいるモノ「私は輝いてるという実感は幻」婚外恋愛サイトの運営者が明かす、不倫のもたらす絶頂と絶望 次の記事 塀の中でもクスリの乱用はアリ? >