サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」「レプロは偉い」と担ぐ芸能ムラの人々 コラム "噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第353回】 清水富美加の年収1500万円報道で、「レプロは偉い」と担ぎ続ける“芸能ムラ” 2017/02/21 21:00 森田剛女性週刊誌ぶった斬り!清水富美加 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性自身」3月7日号(光文社) トランプ大統領が「スウェーデンでテロ」という嘘発言をして話題になっている。かつては政治家が嘘をつくと大騒ぎになったが、現在、アメリカでも日本でも大した問題にならない。嘘ばかりついている為政者に飼いならされてしまったのか、マスコミも問題にしない。本当に異常な事態、世の中になってしまった。 第353回(2/16~21発売号より) 1位「清水富美加 告白本で隠した“奴隷契約”は『年収1500万円』」(「女性自身」3月7日号) 2位「宮沢りえ バレンタインに娘を置いて“噂の彼”とラブラブ温泉旅行に」(「週刊女性」3月7日号) 3位「田中大貴 愛娘はもう小学生だった!! イクメン現場撮」(「女性自身」3月7日号) 先週から大騒ぎの清水富美加“出家”騒動。今週も全ての女性週刊誌がこれを取り上げているが、中でも力が入っているのが先週同様「女性自身」だ。「自身」は先週も清水が所属していたバーニング傘下のレプロエンタテインメントを“被害者”としていたが、今週はさらに事務所寄りのスタンスを明確にしている。 記事には今回の問題で、俎上に載った清水の“待遇問題”、つまり奴隷契約や月給5万円問題について、「そんなワケない!」とばかりに、いろんなことが列挙される。 いわく、清水は事務所が借りている家賃40万円は下らないタワーマンションで共同生活を送っていた。セキュリティも万全で、寮母もいて食費はタダ。エステや洋服代など日常生活の費用も事務所持ち。 これは「自身」だけでなく、ワイドショーなどでも芸能人コメンテーターたちが「駆け出しの頃にギャラが安いのは当然」と、口々に清水を批判した構図と似ている。事務所は精一杯やった、文句を言うのは筋違いという事務所擁護である。ネットでは、これとは逆にレプロのブラックぶりが批判されているが、芸能界の掟に従うと、“事務所は偉い”という話になるから恐ろしい。のん(本名・能年玲奈)騒動でも、同様のブラックぶりが指摘されていたのに、黒を白と言い張る芸能ムラの人々。 次のページ 不倫報道にワイドショーは沈黙 12次のページ Amazon 元カレと復縁できる方法 (1万人の実例からわかった) 関連記事 清水富美加、KANA-BOON・飯田との不倫報道! 情報源は「レプロと見て間違いない」清水富美加の「出家」報道で目につく、レプロに対するマスコミの“過剰配慮”不倫疑惑&引退報道の江角マキコと対照的な、“不倫同棲”が発覚した広田レオナのスタンス工藤静香&SMAP・木村拓哉、イメージ回復狙いの“娘”“子育て”美談報道西川貴教「女子大生ポイ捨て」記事のしょぼさが示す、“女遊び告発”のポイント