サイゾーウーマン美容・健康アレルギーリスクのある「AHA」洗顔料 美容・健康 [大検証]本当はヤバイ洗顔料・クレンジング AHA配合はほぼ無意味、アレルギーリスクもある「AHAウォッシュクレンジング」【本当はヤバイ洗顔料】 2017/03/19 19:00 本当はヤバイ洗顔料・クレンジング ――「洗うだけでスキンケア」「角栓まで落とす」「潤いを与える」……洗顔料やクレンジングに躍るキャッチコピーは良いことばかり。でも、本当に肌にいいの? そこで、定番&人気のアイテムを、化粧品の成分解析で知られるかずのすけ氏と、化粧品検定一級で化粧品開発の経験を持つ安藤美和子氏(「アンチエイジングの神様」)が大検証! ■普段使いするには強刺激。AHAの配合もほぼ無意味 【商品名】AHAクレンジングリサーチ ウォッシュクレンジング(120g/希望小売価格1000円) 【PRコピー】メイクも落とす/毛穴の奥から老廃物を根こそぎ吐き出させ、透明感をさらにアップ 総合評価(A~D) D ◎全成分 水、ミリスチン酸、ステアリン酸、水酸化K、BG、合成ワックス、グリセリン、ジグリセリン、パルミチン酸、ジステアリン酸グリコール、ラウリン酸、ラウリミノ二酢酸2Na、PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、オリーブ果実油、オレンジ果汁、キウイエキス、パパイン、ポリクオタニウム-51、リンゴ果汁、エチドロン酸、ステアリン酸PEG-75、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸ソルビタン、デキストリン、ラウラミドDEA、リンゴ酸、水酸化Na、EDTA-4Na、香料 <かずのすけ氏の成分解析評価> 「ミリスチン酸・ステアリン酸・水酸化K・ラウリン酸・グリセリン」でまとめて石けんを表しています。まず石けんの品質としては、皮膚刺激のある「ラウリン酸」を除去していないので、この点で減点。 またピーリング作用のあるAHA(αヒドロキシ酸=リンゴ酸等)が配合されていますが、この成分は酸性でなければ効果はないため、アルカリ性の石けんが主成分となっている本製品での配合は、ほぼ無意味です。ただし実質的にはタンパク質分解酵素の「パパイン」が毛穴汚れ等を除去する効果を持っています。これで毛穴の角栓等のタンパク汚れへの洗浄力は格段にUPしますが、パパインの常用によってアレルギーのリスクがアップするという研究事例があり、目粘膜からパパイン酵素が侵入した場合にアレルギーを誘発する可能性が指摘されているので、注意が必要です。 また、タンパク質分解酵素は毛穴の汚れだけでなく皮膚そのものも分解してしまうので、敏感肌には非常に負担が大きく、そういった方には特におすすめできない商品です。 <安藤美和子氏の使用感評価> ◎使用感レビュー ・汚れ落ち:★★★★︎★ 皮脂汚れがキレイさっぱり落とせます。さらに、古くなった角質も一緒に洗い流してくれて、肌がツルツルになりました。 ・保湿力:☆☆☆☆☆ ※安藤実和子監修の元、アンチエイジング神様チームで試験しました。 普通肌で試したところ、肌のつっぱりを強く感じました。皮膚を動かすと、シワが残るほどの乾燥具合でした。 次のページ 薄いメイクはスルッと落とすことができました 123次のページ Amazon クレンジングリサーチ ウォッシュクレンジング 120g 関連記事 セラミド保湿というも保湿力低め!? 泡が水っぽくてスカスカな「キュレル」【本当はヤバい洗顔料】口コミ大人気の「ハイピッチクレンジングオイル」をぶった斬り【連載:本当はヤバいクレンジング】「24h cosme」は本当に肌にいいのか? 化粧品開発者が語る「ミネラル」のウソとホント30代以上の女性に聞いた「プチプラコスメはアリかナシか?」――「見栄関係ない」「劣化が始まる」「肌質を知らない」ままの凝りすぎスキンケアは危険!? 美肌作りの先端・パーソナル美容とは