ポルノデビューに中2病まで……

薬物中毒にポルノデビューも! ハリウッドの“残念な”2世セレブ

2017/03/11 16:00

 

Michael-Douglas-family
左がキャメロン・ダグラス

■キャメロン・ダグラス 37歳(マイケル・ダグラスの息子 俳優)

 アカデミー俳優のマイケル・ダグラスを父に、御年100歳になる往年の名俳優カーク・ダグラスを祖父に持つなど、役者だらけの家系に育ったキャメロン。マイケルと最初の妻との間に生まれた彼も俳優の道を選び、ジャッキー・チェン主演の『ナイスガイ』(97)などに出演し、コメディ映画『グロムバーグ家の人々』(03)では、祖父、祖母、父とも共演している。俳優デビュー当時は「3世代続けてアカデミー獲得なるか!?」と期待されたキャメロンだったが、いまいちパッとせず、間もなくして薬物絡みで警察沙汰を起こすように。

 1999年にコカイン所持容疑で逮捕された時には、司法取引で起訴を取り下げてもらったが、13歳からドラッグにハマっていた彼は薬物を断ち切ることができず。07年には車の中から液体のコカインと注射器が発見され、再び逮捕。09年には大量のメタンフェタミン(覚せい剤)を取引目的で所持していたところを、麻薬取締局のおとり捜査に見つかり、逮捕。重度の薬物依存症であるキャメロンは、カリフォルニアからニューヨークに薬物を運ぶ組織の仲介人として働いていたことを自供し、世間に大きな衝撃を与えた。

 名門ダグラス家の名を汚すようなトラブルメーカーのキャメロンだが、裁判ではマイケルはもちろんのこと、カークや、マイケルの再婚相手で女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズら家族が一丸となってキャメロンを応援。マイケルは判事に「息子には刑を受けてほしい。そしてしっかり更生してほしい」と述べた上で、「息子は有名人の家族という特殊な環境で育ち、幼い頃から両親の不仲を目の当たりにしていた」「私もアルコール依存症でリハビリしたことがある。弟は04年にオーバードーズで死んだ。依存症は私の遺伝だろう」と減刑を求めた。


 10年、キャメロンは禁錮5年の実刑判決を受け、刑務所に収容。喉頭がんを発症したマイケルは治療で激やせし、ボロボロになりながらも息子に面会に行き、世間の涙を誘った。しかし、本人はなかなか薬断ちできず、刑務所内にヘロインと処方箋薬を持ち込んだせいで刑期が4年半延びたりと相変わらず。麻薬取締局に薬物の入手ルートなどを明かしたことから、報復として刑務所でリンチされ、足や手を骨折する大けがもした。

 そんなキャメロンだが、今年8月に出所。社会復帰訓練所に移され、薬物とはきっぱり縁を切った。現在は、自分の人生と刑務所でのつらい生活を本にしたいと、執筆活動を行っているよう。また、インスタグラムも開始し、若かりし頃のマイケルそっくりだと話題に。俳優業に再挑戦すべきと、応援する声も上がっている。

■モンタナ・フィッシュバーン 25歳(ローレンス・フィッシュバーンの娘 ポルノ女優/ストリッパー)

 人気映画シリーズ『マトリックス』のモーフィアス役などを演じ、名優と呼ばれているローレンス・フィッシュバーン。彼と最初の妻の間に生まれた長女モンタナが、世間を騒然とさせたのは10年のこと。「キム・カーダシアンがセックステープで大スターに上り詰めたのをお手本にしたい」と、19歳にしてポルノデビューすることを発表したのだ。

 芸名はチッピー・Dというチープな名前だが気に留めることなく、インタビューで「初撮影は緊張したけど、アタシ、経験はたくさんあるし」と余裕しゃくしゃく。その後、「パパが怒っちゃって。口をきいてくれないの」「でも、アタシのこと応援してくれるはず。今はネガティブに受け止めてるけど、そのうちポジティブに考えてくれるわ」と楽観的で、父親にとっては悪夢だとローレンスに同情が集まった。


 ローレンスは「絶対に後悔することになるから」と、DVD発売を阻止しようと手を回したが間に合わず。なによりモンタナが「なんで阻止するのかしら? みんなに見てもらいたいのに!」と発言したため、世間は脱力した。

 ポルノデビュー後、交際相手の元カノをボコボコにして訴えられたモンタナを、絶縁状態だったローレンスが見かねて弁護士を雇ってあげたものの、「キム・カーダシアン方程式の通り、アタシもポルノ女優からモデルになった!」と勘違い発言をし、世間は唖然。直後、精神的に不安定になり、感情をコントロールできないとしてリハビリ施設に入所させられたが、これもローレンスの計らいだと見られた。結局、裁判では大いに揉めたが、最終的に「精神的に不安定だから」と禁錮刑は免れた。

 ポルノ界でも話題に上がらなくなった彼女は、13年に「ポルノに出たことを後悔している」と発言。若い女性たちに向けて「安易にポルノに出ない方がいい。ポルノ業界は危険」だと警告したが、「まさに自業自得」だと叩かれた。

 14年にヒューストンのストリップ・クラブでストリッパーとして働いていると報じられたが、彼女は現在も同じような暮らしを続けていると見らる。

 

最終更新:2017/03/11 16:00
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