“月9爆死ヒロイン”倉科カナ、『奪い愛、冬』が大評判も……「水野美紀の引き立て役」どまり?
テレビ朝日系列で放送されている金曜ナイトドラマ『奪い愛、冬』が、“ドロキュン”ドラマとして大きな話題を集め、主演を務める倉科カナに「月9大コケの汚名返上なるか?」と期待がかかっている。
同ドラマは、『不機嫌な果実』(同)のスタッフが、脚本に鈴木おさむを迎えて送る男女の泥沼愛憎劇。恋人の康太(三浦翔平)からプロポーズされ、幸せを噛みしめていた光(倉科)の前に、かつて死ぬほど愛した元恋人・信(大谷亮平)が現れる。信には、妻の蘭(水野美紀)がいるものの、光は信を求め始める……といった内容になっている。
「金曜ナイトドラマは、これまでにKAT‐TUN・亀梨和也主演の『セカンド・ラブ』や、栗山千明主演の『不機嫌な果実』など、大人のラブストーリードラマが好評を博してきた枠。『奪い愛、冬』も放送が始まると、ネットの実況掲示板などがコメントで埋め尽くされるほど話題になっています。特に反響があったのが、第3話で水野が見せた怪演。光が、体調の悪い信を家まで送り、部屋に上がり込んでキスをするのですが、クローゼットの中から友人の家に遊びに行ったはずの蘭が突然飛び出してきて、『見てたんだよ、ずっと』と笑いながら告げるんです。さらに『違う』と否定する信に、『違わないよぉぉ~!』と迫ったシーンが、視聴者の間で『凄まじい演技だった』『めっちゃ笑った』『水野美紀に助演女優賞をあげたい』と話題になりました」(芸能ライター)
『奪い愛、冬』の視聴率は、初回の6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話が5.1%、3話が5.8%と推移し、第4話は6.5%、最新話の第5話は6.1%を記録している。
「5年ぶりのドラマ主演となる倉科といえば、昨年10月期の月9ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系)で大爆死を喫したヒロイン。このドラマでその汚名返上なるか……と期待されましたが、倉科よりも、水野の方が圧倒的に注目を集めています。倉科は女優として、水野に完全に食われた、もっと言うと、完全に引き立て役になってしまっているんです」(同)
また劇中、嫉妬からとんでもない行動を起こしたり、ことあるごとに鋭い目つきを見せる三浦にも、視聴者から「イケメン俳優なのに……壊れすぎでしょ!」「目が笑ってない演技が本当に怖い」などという驚きの声が出ている。
「第4話で視聴率を盛り返したのは、水野と三浦の演技がネットで注目されたからでしょうね。ただ、前クールで放送されていたTOKIO・松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』の全話平均視聴率7.6%と比べると、『奪い愛、冬』の数字は見劣りします。今後、視聴率が下落していったら、『主演の倉科が数字を持っていなかったからだ』などと言われかねません」(同)
視聴率アップは、倉科が今後どういった演技で視聴者を惹きつけるのかにかかっているのかもしれない。