視聴者を選ぶドラマ?

『カルテット』8.5%の低空飛行! 「今期ナンバー1ドラマ」の呼び声も、視聴率伸びないワケ

2017/02/15 15:05
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『カルテット』(TBS系)公式サイトより

 2月14日、松たか子主演のドラマ『カルテット』(TBS系)の第5話が放送され、平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得。前話の7.2%から1.3ポイント上昇したことがわかった。

 同ドラマは、偶然の出会いから弦楽四重奏(カルテット)を組んだ、巻真紀(松)、別府司(松田龍平)、家森諭高(高橋一生)、世吹すずめ(満島ひかり)の男女4人が、秘密に満ちた共同生活を送るラブサスペンス。第5話は、真紀たちの元に音楽プロデューサーが現れ、クラシック音楽フェスティバルに参加しないかと誘われるといった内容だった。

「第4話で、4人の活動拠点となっているライブレストランの店員・有朱(吉岡里帆)の“目だけ笑ってない”怪演が話題になりましたが、第5話でも、視聴者の注目は彼女に集中。特に、自身の夫が家を出て行ったことを打ち明けた真紀に対して、有朱が『夫婦に恋愛感情はないでしょ? みんな嘘つきでしょ?』などと詰め寄るシーンには、視聴者から『このウザい演技は強烈』『すっごく感じ悪いし、イライラする。吉岡ってこんな演技力が高かったんだ』などといった絶賛の声が飛び交ったんです」(芸能ライター)

 しかし、ドラマ内容や俳優・女優陣の演技に魅力される視聴者が多い一方、視聴率は8.5%と、低空飛行を続けている。

「会話劇が独特と評判の『カルテット』だけに、『セリフを聞き逃さないように“ゆっくりじっくり”見たい』という視聴者が多く、気軽な気持ちでドラマを見たい層からは、敬遠されているのかもしれませんね。また、ブラックユーモアを交えながら人間関係の機微に迫るストーリーや、旬の若手イケメン俳優などが出ていない点も、若年層にはウケにくいようです。ある程度人生経験を積んだ人でなければ楽しめない内容だけに、評判の割に視聴率が伸び悩んでいる面もあるのではないでしょうか」(同)


 ネットに多数上がっている「今クールで一番面白い」「回を重ねるごとにハマる」といった声が、視聴率にもつながることを期待したい。

最終更新:2017/02/15 15:05
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そもそも視聴率を稼ごうというキャスティングじゃないし!