サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」木村&静香夫妻の「子育て」美談の狙い コラム "噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第346回】 工藤静香&SMAP・木村拓哉、イメージ回復狙いの“娘”“子育て”美談報道 2016/12/20 21:00 SMAP工藤静香女性週刊誌ぶった斬り 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性セブン」1月1日号(小学館) ASKAの不起訴はワイドショー業界に衝撃を与えている。それもそうだろう。逮捕前からめちゃくちゃな報道をしてたから。しかも、自分たちの責任にはまったく言及せず、いまだ「ASKAはクスリをやっているはずだ」「初動捜査のミス」といったイメージ操作に必死だ。もちろん警察批判も恐る恐るだけど。 第346回(12/15~20発売号より) 1位「静香の娘 『3カ国語ペラペラ海外留学』『フルート奏でて受賞』遺伝子開花率92%の日々を」(「女性セブン」1月1日号) 2位「香川照之 元CA妻の心を折った『無視』『陰口』壮絶梨園いじめ!」(「女性自身」1月3・10日合併号) 3位「浦沢直樹 W不倫もどこ吹く風! テレビや個展は順調も新連載の予定は…」(「週刊女性」1月3・10日合併号) そうきたか。「女性セブン」のトップを飾ったのは、SMAP・木村拓哉と静香の娘による“2世物語”である。 これまでキムタク夫妻は決して2人の娘を“表”に出すことはなかった。時折、インターナショナルに通わせている、フルートを習わせているなどと断片的な情報はあったが、しかしメディアでの露出は一切なし。写真も幼少期のものがあるくらい。 トップアイドルと元「おニャン子」のアイドル歌手という夫妻が、いかに娘たちを繊細に世間の目から守ってきたかということだ。まあ、2人の知名度、注目度を考えれば、親として当然のことだ。 だが、今回の「セブン」記事では、この娘たちの存在を大きく取り上げている。もちろん、母親・静香の完璧な子育て物語として。 記事によれば、静香は娘たちに“芸能人の娘”ではなく、自分の足で立って生き、常識を身につけることを願った。そのため、仕事をセーブし、教育に力を入れたという。 世界に通用するようにとインターナショナルに入れ、フルート、ピアノ、バイオリンを習い事ではなく、本格指導の名門教室に通わせた。特に英語、フランス語もペラペラという15歳の長女は、今年、両親の知り合いが経営するセレクトショップでインターンを経験した。そこで楽しく働いたという長女は、スタッフにも“ピュアなお嬢さん”として愛される、素敵で明るい女の子に成長したという。それ以外にも、15歳には珍しくスマホを持っていないなど、娘たちの成長と数々の微笑ましいエピソードが綴られる。これはつまり、キムタクと静香は“裏切りもの”というイメージを払拭するため、娘という“最終兵器”を投入せざるを得なかったということなのだろう。 次のページ 最後の“武器”が2人の娘 123次のページ Amazon 『「印象」で得する人、損する人』 関連記事 成宮寛貴の乱行写真を売る“知人”……「家族」と信じた“取り巻き”の蛮行工藤静香、SMAP解散騒動に言及!? 「我慢するしかない」「ごめんね」メルマガが波紋ジャニーズ御用達マスコミ「女性セブン」が、工藤静香と飯島氏の“因縁”を報じる意味垢抜けない私生活でわかった、工藤静香が日本の“象徴”たるゆえん「レコ大」買収報道のHIRO、妻・上戸彩と娘を利用する“えげつない”芸能界手腕