『THE!鉄腕!DASH!!』レビュー

『鉄腕!DASH!!』、城島茂が“ポンコツ松岡”との連携プレーで見せた奇跡

2017/01/30 19:30

◎「すげえなリーダー」と国分が感嘆

太一「すげえなリーダー」
達也「あの人、何気にすごいことをサラッとやる」

 もはや彼こそが“2代目・三瓶明雄”なのかもしれない。さらにそのビニールハウスを外して土を見てみると、そこには、ヒヨドリが残したフンがあった。彼らは飛ぶ前、体を軽くして飛ぶ性質があるのだという。

 驚くべきは、このフンに何かのタネがまじっていたことだった。それはハゼノキ。秋になるとハゼモミジとして赤く色づく広葉樹だ。ヒヨドリは、ハゼの実の周りについている脂分だけ食べ、消化できないタネをフンとして排泄したのだ。

 達也と太一が、松岡の畝の横に、ヒヨドリが運んだプレゼントであるハゼノキのタネを畑に植えたところで放送は終わった。


 そもそも、この一連の展開は、松岡の雑なタネの蒔き方から始まった。それに対し、城島が生き物に間引かせる計画と、空のビニールハウスを置いておくアイディアを提案したことで、物語となったのだ。こうした奇跡の重なりが、番組として成立している『DASH』のすごさを思い知らされた回であった。

最終更新:2017/01/31 15:32
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