“木村拓哉ブランド”失墜の危機!? ジャニーズ事務所がTBSに不快感を抱くワケ
初回視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話14.7%と、視聴率15%の壁をなかなか越えられない『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。木村拓哉のソロ転身後、初の大仕事になる同ドラマの視聴率に、ジャニーズ事務所は苛立ちを抱えているという。
「現在、視聴率全体が低迷するテレビ業界において、14%超というのは高い数字といえますが、最も好調なドラマ枠といわれるTBSの日曜劇場で、しかも“視聴率王”木村が主演とあっては、やはり物足りない印象です。ジャニーズも、歯がゆい思いをしているのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
そんな中、ジャニーズは、木村のドラマをめぐって、もう1つ大きな不安を抱えているようだ。
「次の4月期に、『A LIFE』以上に視聴率を取りそうなドラマが控えているんです。『半沢直樹』や『下町ロケット』など、同枠の飛躍に大きく貢献したI氏というプロデューサーが手がける作品で、キャストは、主演・長谷川博己、二番手・香川照之と、男性の実力派で固める予定だといいます」(テレビ局関係者)
TBSにとって、今年の本命ドラマは、『A LIFE』ではなく、むしろこの4月期のドラマだという。
「最終回で42.2%という大記録を叩き出した『半沢直樹』並みのヒットを目指しているそうです。現在『A LIFE』は、幸いにも1月期の『IQ246~華麗なる事件簿~』の視聴率水準は超えていますが、4月期のドラマがそれ以上の成功を収めた場合、木村のブランド力に大きな悪影響が出てしまいます」(同)
ジャニーズサイドは、この番組編成に対して不快感を抱いているというが、TBS側は「1月期と4月期では、プロデューサーが違うので、どうにもならない」などと説明をしているようだ。
「『A LIFE』は、プロデューサーS氏、またTBSドラマ編成部長という布陣で制作されていますが、作り手としての格は、4月期を担当するI氏の方が上です。これまでテレビ業界では、ジャニーズ側の機嫌を損ねかねない編成はご法度だったものの、この1年ほどで、ジャニーズはその威光をすっかり失っただけに、こうした強気の姿勢で行けたようです。そもそも、こんな業界の駆け引きなんて、視聴者にとって一切関係のない話ですが」(同)
放送はまだ始まったばかりで、悪夢の“1ケタ落ち”を回避しようと奮闘している『A LIFE』だが、木村やジャニーズの苦悶の日々は、4月期が終了するまで続くこととなりそうだ。