松たか子『カルテット』初回9.8%! 「から揚げとレモン」シーンが視聴者離れの要因に?
松たか子主演ドラマ『カルテット』(TBS系)が、1月17日から放送開始となり、初回の平均視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。
同ドラマは、偶然出会った4人の男女が弦楽四重奏(カルテット)を組み、秘密に満ちた共同生活を送るというラブサスペンス。初回では、ヴァイオリン奏者の巻真紀(松たか子)と別府司(松田龍平)、ヴィオラ奏者の家森諭高(高橋一生)、チェロ奏者の世吹すずめ(満島ひかり)の4人がカラオケボックスで出会い、カルテットを組んだ経緯、そしてライブレストランでの演奏に至るまでのストーリーが描かれた。
「“共同生活モノ”のといえば、食生活が原因で起きるトラブルが定番ですが、『カルテット』も初回からその様子が描かれました。4人が食卓を囲むシーンで、から揚げにレモンを勝手にかけたとして、家森がキレ始めるんです。しかもそのキレ方というのが、『レモンするってことはさ、不可逆なんだよ。二度と元には戻れない』『レモンするかどうか聞くっていう文化にはさ、2つの流派があって』など、やたらと独創的かつ長い。このシーンには、『コントみたいで面白い』という声が上がる一方、『意味がわからない……』という声も出ていました。脚本の坂元裕二氏は、よくこういった会話劇を書くといわれており、視聴者の中には『から揚げとレモンのくだりが苦手と感じた人は、肌に合わないドラマだと思う』と指摘する人もいました」(芸能ライター)
『カルテット』が放送されているのは、前クールに『逃げるは恥だが役に立つ』が大ヒットしたTBS系火曜午後10時枠だけに、その視聴率動向にも注目が集まっている。
「初回9.8%と、残念ながら2ケタ発進には失敗しましたが、『逃げ恥』も初回は10.2%だったので、この先どうなるかはまだわかりません。『カルテット』は、エンディングの主題歌『おとなの掟』を、松ら主要キャスト4人が歌うことでも注目されており、『逃げ恥』の“恋ダンス”のように人気が爆発すれば、視聴率も右肩上がりになっていく可能性はありますよ」(同)
今後、4人それぞれが片思いするという展開も予告されている『カルテット』。視聴者の心をつかみ、『逃げ恥』に続くヒット作となれるのだろうか。