小雪よ……

小雪主演のフジ『大貧乏』、第2話で早くも「打ち切り」が危惧されるワケ

2017/01/17 19:00
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『大貧乏』(フジテレビ系)公式サイトより

 小雪主演のフジテレビ系連続ドラマ『大貧乏』(日曜午後9時~)第2話が1月15日に放送され、視聴率は4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大爆死した。同日、裏のTBS系連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(木村拓哉主演/日曜午後9時~)がスタートし、14.2%をマーク。『A LIFE』は、木村主演ドラマとしては20%近い高視聴率を期待されただけに、イマイチな数字ではあったが、それでも『大貧乏』にはトリプルスコア以上の大差を付けた。

 また、日本テレビ系『行列のできる法律相談所3時間SP さんまVS怒れる美男美女軍団!』が、『A LIFE』を超える17.6%の高視聴率を記録。間に挟まれた格好になった『大貧乏』は散々な視聴率に終わった。民放プライム帯の連ドラで、打ち切りラインといわれる5%を割ったのは、昨年10月期『Chef~三つ星の給食~』第4話の4.9%以来となる。

 初回は7.7%だった『大貧乏』。第2話放送の15日から『A LIFE』が放送開始とあって、苦戦が想定されていたが、ほとんど無抵抗で予想通りの大爆死。ネット上では、「小雪演じる母親と、非常識すぎる子どもたちの行動にイライラする。もっと叱ってあげないと」「貧乏をおもしろおかしく乗り切るコメディかと思ったら、倒産した会社の不正を暴く方がメーンになっていて、タイトルと内容が合っていない感じ」「不正を暴く前に、再就職先探すことが、まず子どもを守ることにつながるはず!」といったように酷評されている。小雪自身に非はないとしても、脚本や演出への批判がてんこ盛り状態だ。

 第2話以降の『A LIFE』の視聴率にも左右されるだろうが、視聴者の評価が極めて低い『大貧乏』が、今後大きな回復を見せるとは思いがたい。第3話以降も5%割れとなれば、打ち切りの可能性も出てきたといえそうだ。
(田中七男)

最終更新:2017/01/17 19:00
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正しい母親像っつーのもないかと思うけどねぇ~