[連載] イケメン図鑑

男子水泳部ドラマ『男水!』主演、松田凌クンに直撃♪ 男子合宿のストイックな日々とは

2017/01/23 20:30

――トレーニング期間はどれくらいだったんですか?

松田 1カ月半、短期集中でやりました。クランクインしてからも練習は続けていましたよ。ドラマでは、クラマックスに近づくにつれ、みんなの泳ぎが上達していないと説得力がなくなってしまいます。水泳部のメンバーそれぞれがすごく成長していたし、僕も負けられない! と思って、個別にコーチに連絡を取って、トレーニングをしてもらいました。

――まさに部活のようですね! 撮影時もキャストで合宿していたと聞いたんですが、合宿生活はいかがでしたか?

松田 ひとことで言えば、男子校(笑)。女性のキャストがいなかったせいもありますが、男所帯ならではの距離の縮まり方がすごかったです。とにかく何でも腹を割って話せるし、隠し事は全然ない。水泳の強豪高校と、秀平のいる弱小水泳部の高校、それぞれのチームが闘い、そのプロセスで生まれる友情や絆がエッセンスになるドラマなので、登場人物たちの思いを、役者それぞれが積み重ねていくことが合宿で自然にできたと思います。キャストのみんなで部活生活を送っていた感じですね。制作の皆さんが、そういう環境に僕らを置いてくれたんだと思います。

――水泳の練習以外は、どんなふうに過ごしていましたか?


松田 地方ロケに行ったときはホテルや旅館に泊まることが多いんですが、今回はずっと合宿所。男8人、二段ベッドの部屋で生活していました。本当に部活の合宿そのものですよ。毎日、撮影の後は合宿所で反省会して、くだらない話をしながら食事して、寝て、また早朝起きて撮影という毎日。撮影期間はお酒もNGでした。撮影期間はオン・オフがなく、「どっちが本当の自分だろう?」と思うくらい、秀平と自分の境目がありませんでした。

――ストイックな生活! 合宿所に娯楽は全然なかったんですか?

松田 ないですね(笑)。ときどき合宿から10~20分先にあるコンビニに買い出しに行くことが唯一のお楽しみでした。最初は慣れなかったけど、普段はいろんなものが身の回りにあふれているだけで、それがなくなっても、目の前に一番やるべき仕事があるので別に気にならなくなっていきました。最初こそ、みんな「ヤダ~」と思ったかもしれないけど(笑)、今思えば、ああいう厳しい環境でできて良かった。自分たちが満足いく贅沢な環境だったら、甘えが出ていたと思うし、あの環境だったからこそ絞り出される力があったと思います。僕等はキャリアも年齢も若いけど、このドラマの撮影では、プロとして力を100%出し切れたと思っています。

『男水! 6 (花とゆめCOMICS)』