「SMAPは“本物”だった」「希望は、決して失われない」テレビ誌が伝える、SMAPへの愛
2016年12月31日、SMAP解散。26日に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回が放送され、5人揃った姿が見られるのは、事実上これが最後となる。
結成から25年、言うまでもなく、ドラマにバラエティにと超人気者だったSMAP。それはつまり、各テレビ誌と共に歩んできた25年でもある。そういうこともあり、テレビ誌の年末発売号は、各誌特別な思い入れを持って、まるで何かのけじめのように、SMAPへの感謝と愛情を込めた企画を展開していた。
まずは、「週刊ザテレビジョン」(KADOKAWA)お正月超特大号を見てみよう。<本誌カバー 全集&5人グラビア再録 ありがとう! SMAP>と銘打った、計8ページの特集がある。SMAPの歴史をなぞるように、1995年6月9日号から、SMAPが飾った全ての表紙48点と未公開カットをたっぷり掲載。特集の冒頭には、編集長による原稿も掲載されている。5人並んで表紙撮影したときの「本物感」、取材陣への対応、SMAPは「本物」だったと読者に伝えている。
続いて、「TVガイド」(東京ニュース通信社)2016・2017 お正月超特大号では、<永久保存版 SMAP×TVガイド 25年分! 超厳選! ドデカ! 5SHOTグラビア集>として、こちらは00年代以降に撮影された大判の写真を8 ページにわたって掲載。保存版企画を展開していた。
「月刊ザテレビジョン」(KADOKAWA)2月号は、<SMAP巻末SPECIAL! SMAP FIVE RESPECT>。計11ページで、メンバーの最新作に関するインタビューや、過去のインタビューを再録している。ほかにも、25年間で彼らが誌面で語ってきた印象的な言葉をピックアップしていた。
「僕らはSMAPっていう母体があって、みんながいろんなところに遊びに行って、ここで吸収した力をSMAPとして集まったときに発揮するっていう、すごくいいカタチ」(香取慎吾)
「僕らの場合、コトバなくして分かり合える間柄なので」(稲垣吾郎)
メンバーによる、こうしたSMAPへの思いに、ちょっと切なくもなる。