お茶の間震撼のダークサイド!

有吉弘行、SMAP、フジテレビ、EXILE……2016年、芸能界のヤバイ「闇」ランキング

2016/12/31 10:00

■第2位:好感度常連タレントが落ちた「闇」

 今年は、好感度タレントが軒並み株を下げた年だったといえるだろう。ベッキーが不倫LINE騒動によりCMを10本降板、地上波番組レギュラー全9本休演という芸能史に残る急落ぶりを見せたかと思えば、明石家さんまは、事あるごとにSMAPについて言及したことでSMAPファンからのバッシングに遭った。もちろん、分裂騒動の中心人物となじられたSMAP・木村拓哉の人気も下降。
 一方、「抱かれたくない男」出川哲朗が『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)出演によって好感度がアップ。過去30年の芸能生活で数えるほどしかなかったCM出演オファーが、今年だけでも「任天堂」「マンダム」など一気に4本と急増した。

■第1位:SMAP、有吉、EXILE……事務所の「闇」

 16年1月、SMAPが生放送で行った謝罪会見ほど芸能界の闇を見た瞬間はなかったのではないか。木村を中央にして、中居正広が苦虫をかみつぶし、ほか3人もお通夜に出席しているような様相。テレビの前の視聴者ではない、誰かへの謝罪。その「闇」は彼らの心の中奥深くに、巣食ってしまった。結局、『NHK紅白歌合戦』にも出ない、ましてや「さよならライブ」をやることもない異例の「無言解散」。誰が悪者とかそういう話は一切抜きで、晩節を汚してしまったSMAPには何の言葉も出ない。

 有吉弘行にも、そんな「事務所の闇」を見た。『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)でかつて共演していたフリーアナウンサー・夏目三久との交際が報じられたものの双方が否定。さらに、この熱愛スクープを我が物顔で報じたスポーツ紙はのちに「誤報」と異例の“お詫び”。そこには夏目の事務所・田辺エージェンシーが「力」でもみ消し、ねじ伏せた裏があったわけだが、お茶の間から見ても、特に番組が低迷していたわけでもないのに、夏目が『怒り新党』を降板した裏に何かあるのではと勘ぐるのは自然なことだ。こうして、夏目と有吉は「共演NG」になったのは間違いないだろう。


さて、とんでもないブラック企業ぶりが明らかになったのはEXILE、三代目J Soul Brothersらが所属する「LDH」。社員に丸刈りや土下座、さらには1人でラーメン10杯の飲食を強要するといった逸脱行為が「週刊文春」(文藝春秋)で報じられ、「黒々しているのは外見だけでない」ことがわかってしまった。

さて17年の芸能界はどうなるのだろうか。いずれにしても今年は、一寸先は闇ということを思い知った年であったことは間違いない。
(後藤港)

最終更新:2016/12/31 10:00
『アメリカ白人の闇』