コラム
"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第346回】
工藤静香&SMAP・木村拓哉、イメージ回復狙いの“娘”“子育て”美談報道
2016/12/20 21:00
そんな香川が離婚した。だがそれは“恐怖の物語”の必然でもあった。こうした香川の野望、復讐劇のような展開で最も負担を強いられたのは、香川の妻であり、突然息子を歌舞伎役者にされた母親だからだ。プライベートでも舅の介護、多忙な夫の世話、歌舞伎界入りした息子の世話が重なる。それだけでもかなりの負担だと思うが、加えて「女性自身」によると梨園ではいじめがあったという。
「彼女への先輩妻たちの対応は冷ややかでした。面と向かって嫌がらせをすることはなかったものの、知子さんが挨拶をしても無視するなど“いじめ”のような状態が続きました」(記事内の歌舞伎関係者より)
今回の離婚で、香川はマスコミにその理由などを一切語ってはいない。自分のわがまま、野望のため、妻に過分な負担を負わせ、そのことを世間がよく知っているのだから“察して”といった心境だったに違いない。
香川による“恐怖の物語”は、これで終焉となるのか。それにしてもマスコミの取材に応じた香川の顔は怖かった。
合併号ワイドは怖い。過去のスキャンダルをほじくり返されるから。そう思ったに違いないのが、漫画家の浦沢直樹だ。浦沢は今年「週刊女性」に大手出版社編集者とのW不倫をすっぱ抜かれたが、再び同誌が直撃! すると――。
「すごく失礼だよね。人として失礼!」「自分がどれだけ失礼なことをしてるかわかる?」だって。さらに人のプライバシーを晒すことを人として反省しなさいと言ったらしい。
曲がりなりにも言論の場で生活している表現者、漫画家なんだから、これはないでしょう。最初の記事でお相手の女性が出版人としての矜持あるコメントをしたのと大違いだった。
最終更新:2016/12/21 15:47