ヘルスプレスより

米国で大人気! トイレを<洋式から和式>に変えるグッズ登場~そのワケは「便秘の解消」

2016/12/11 21:00

◎手軽に和式トイレの良さを取り入れる方法がある!

 それを裏付ける研究もちゃんとある。排便時の力みの力を「3つの異なる姿勢」で比べた研究だ。

 「1:洋式トイレのように座った姿勢」「2:洋式トイレの足元に10cmの高台を足を乗せた姿勢」「3:和式トレイの姿勢」である。

 その結果は、排便時間、便排出の力み力ともに、和式トイレの姿勢(スクワットの姿勢)が他の2つよりも少なかった。つまり、「より少ない力で早く便を排出できた」ということである。

 また、アフリカや東南アジアでは、便秘に悩む人が圧倒的に少ないという。栄養状態は先進国に比べて良いとはいえないと思うが、異なる点はトイレ文化である。便秘が少ない地域は、未だに「かがむ」ように、つまり和式トイレを使用するように用を足していた。


 和式トイレの良さがわかったとしても、実際に洋式トイレに慣れてしまうと、実際に使用するのには抵抗があるだろう。そこで、手軽に和式トイレの良さを洋式トイレに取り入れる方法がある。

 それが「足に踏み台」を使用するという方法だ。前述したように、和式トイレの良さは骨盤と足の角度が直角以上になることである。そこで、高台を使用することで、それを再現できるというわけだ。

 実際に商品化もされていて、アメリカでは大人気なんだとか。そして、アマゾンでも購入することができる。

 アマゾンで購入できる商品は「Squatty Potty」という商品である。そのレビューの高さに今更ながら驚く。知っている人はしっているのだ。気になる人はレビューを読んでみてほしい。これを使えばもう便秘に悩まなくなるかもしれない。
(文=編集部、監修=理学療法士・三木貴弘)

三木貴弘(みき・たかひろ)
理学療法士。日本で理学療法士として勤務した後、豪・Curtin大学に留学。オーストラリアで最新の医療、理学療法を学ぶ。2014年に帰国し、東京の医療機関に理学療法士として勤務。現在は札幌市の整形外科専門の医療機関に勤務。その傍ら、一般の人に対しても正しい医療知識をわかりやすく伝えるために執筆活動にも力を入れている。執筆依頼は、”Contact.mikitaka@gmail.com”まで。


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最終更新:2016/12/11 21:00