「クリスマスセックス」のハウツーに衝撃!! 「LARME」男性編集長就任で何が変わった!?
■本屋で立ち読みできない「ファッション絵本」
さてお次は、「甘いホーリーナイトを過ごすための指南書」を見てみましょう。要するに、「クリスマスセックスに関するハウツー記事」ってことですね! こちらの内容、一言でいうとエロいです。全体的にピンクっぽくて薄暗い照明の下で、きわどいランジェリーを身に纏ったモデルたちが、セクシーなポージングしている様子が5ページにわたって続きます。
「女の子のファッション絵本」を謳う「LARME」ですよ。柵につかまって後背位を想起させるようなポーズで、ブラの背中リボンをアピールした女の子が誌面に登場するとは思っていませんでした。「バックスタイルも抜かりなく、かわいいものをセレクト。特別なムードを演出して」だそうですよ。これはもう、ガーリーじゃなくて完全にアダルトなレディです! 7月号で「グラビアガール直伝! えっちなカラダの作り方。」という記事が掲載されたとき以上の衝撃ですが、あちらはまだ、ガーリーの残滓のようなものがあったような……。こうした企画も、男性編集長が就任したがゆえの変化なのでしょうか。
■ガーリー語彙力の高い逸材が揃う「LARME」編集部
最後に、「Sweet Girly Pink」という特集を見てみましょう。こちら「ベビーピンク」「ホットピンク」「シュガーピンク」「ピーチピンク」など、ビミョーな違いのある6色のピンクをテーマに誌面を組んでいます。
この微細な変化に着目する「ガーリー五段活用」みたいな手法に既視感があったのですが……そう、元編集長がよくやっていました。ボブ特集で「ボブ、黒ボブ、ウォブ、ロブ、ボブディ」と素人目にはわからない分類を展開しており、思わず「間違い探しか!」とツッコんでしまったことを思い出します。
記事の内容の良し悪しについては言及しませんが、着想自体は元編集長っぽいなと勝手に思いました。思わず元編集長に想いを馳せてしまいますね。今まで本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました……。
さて新体制になった「LARME」ですが、次号以降どのような雑誌に変化していくんでしょうかね。わくわくしながら、見守っていきたいと思います!
(小麦こねる)