サイゾーウーマンコラム豊洲タワマン住人の意識とは コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 問題を抱える豊洲のタワーマンション、住人と非住民の大きな隔たり 2016/11/25 21:00 週刊ヒトコト斬り Photo by Tadashi Okoshi from flickr ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎選ばれし精神性 土壌汚染発覚に、カーストドラマ放映で、価値が高いんだか低いんだか、揺れる豊洲のタワマン。本当に揺れた先日の地震の際、ちょうどそこにいたのだが。突然、けたたましいサイレン音と共に「地震デス! 地震デス!」という大音響のアナウンスが。全館放送プラス、各戸のインターホンを通じて「地震マデ、アト10秒。9秒、8秒、7秒……」と、カウントダウン方式で知らせてくるんである。「……3秒、2秒、1秒!」でホントに揺れ出した。ドンピシャ。すげー。この日、携帯の警報鳴らなかったのに、一体どんなシステムなんだろ。 地震を事前に知らせてもらえるのは有り難いのだが。何か『エイリアン』の爆発カウントダウンシーンみたいで、怖えのなんの。そこん家の子どもも、この放送が毎回トラウマらしく大泣き。IHだから特に止めるべき火もなく、十数秒間、軽い生き地獄。 こういうシステムを「これで家族も安心できるね!」と、うれしいオプションとして捉える人たちが住む楼閣。それがタワマン。いやー。確かにすごいシステムだけど。遊びに行っといてアレだけど。タワマンってやっぱり、住む人間との相性あるよな。 住みたい人とそうじゃない人の間には、長くて暗い河がある。それは豊洲運河のことじゃない。滅びの言葉は「バルス」じゃなく「カジノ」。皆で唱えて、全最上階を宇宙へと見送ろう。 ◎息をしても反感 人命救助しても炎上の斎藤佑樹。人を助けてる場合か、自分を助けろ。プロ入り実質初仕事。練習じゃなく「講演」に向かう途中だったetc,etc……。いろいろ全てがガソリンに。中でも一番可燃性が高かったのが「その時乗ってたの、例のポルシェじゃねえだろうな」か。目立つことを避け、そーっと生きていくしかないプロ野球選手か。存在意義はどこに。 ◎寝た子を起こす 夏目三久の「妊娠・結婚報道」を謝罪した日刊スポーツ。8月の話をなぜ今突然。さぞかしいろんな事情が絡んでんだろな。「ご本人に確認していなかった」というお詫びの理由がふるってる。ご本人確認済みのスキャンダル記事ってどんなんだ。 これで「顔を立てた」ことになるんだろうか。ドンは気が済んでも、夏目本人はたまったもんじゃないだろうな。有吉のラジオもまた聞いてて気まずくなるしな。ドンだけ~。わぁ。 今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/21 20:36 関連記事 高梨沙羅のCM「きゅうりのキューちゃん」に拭えぬ疑問ドナルド・トランプ大統領誕生を目撃したいま、ローテンションな彼に言いたいこと押切もえの微妙な結婚報道でわかった、井上公造の「使い方」影響を受けやすい女、高樹沙耶の人生における最大の疑問点とは「1本満足バー」ライブ編CMのSMAP・草なぎ剛が教えてくれること 次の記事 『ゼウス』「あまりにクソ」と酷評まみれ >