サイゾーウーマンコラム妹のDV夫が不気味な電話をかけてきた コラム [生涯独身、四十路女の姪っ子育て] 妹を廃人にしたDV男が、目的のわからない不気味な電話をかけてきました 2016/11/30 21:00 生涯独身、四十路女の姪っ子育て こんにちは、ちかこです。一軒家で、同世代の女性と妹から引き取った姪の3人暮らしをしています。 (これまでの経緯はこちら) Photo by Pablo Romeo from flickr ◎妹を廃人にしたDV男から連絡がきた 妹の夫がDVで家庭を崩壊させた結果、私は姪を育てています。姪を育てるのに四苦八苦しながらも、それなりに生活のリズムができてきたのですが、ある日、元凶たる人間が私に電話してきました。久しぶりに友人へ掛けたかのような口調で話す声。わざとらしい笑いが特に癇に障る。電話越しにいる男の人間性を知っている私にとっては嫌悪感しかありません。 サイコパスという言葉は、映画や小説などで多くの人間が知っていると思います。私は電話を切った後にこの言葉が頭を過り、正確な意味を知りたくなりGoogleでこの言葉を検索しました。大きな特徴として、良心が異常に欠如しており、他者に冷淡で共感しない、平然と嘘をつき、責任がまったくとれない、罪悪感が皆無、自尊心が過大で自己中心的、口が達者で表面は魅力的。 この男の表面が魅力的だったのかどうか? すでに裏を知っている私に確認する術はありませんが、ほかの項目は全てあてはまっているように思える。良心が欠如しており罪悪感が皆無で他者に共感しないからこそ、暴力で廃人に追いやった配偶者の姉に平気で電話をかけられるのだと納得しました。 これがごくノーマルな屑の場合、逆切れをします。幼稚なのですが、自分が悪いことはなんとなくわかっており、それを指摘されたくないから怒鳴り声で威嚇する。幼児が癇癪をおこすのと似ています。 屑であることに変わりはないが、両者は本質的に異なるものであり、どちらが対処しやすいかといえばノーマルな屑ではないでしょうか。 人はただでさえ自らを正当化する理屈にすがるものです。その過程で自らの良心とぶつかり合い葛藤するものですが、サイコパスという人種は良心がないのですから、苦悩することもなく自分に都合のいい物語をすぐに作り、それを疑いもなく信じて平然としているのだろうと私は解釈しました。 (そうか、この男は自分が悪いことをしたなどと微塵も思っていないのだ。だからこそ私が皮肉をいっても苛々して怒鳴るどころか、笑いながら的外れなことをいうのだ) 「○○(姪の名前)は元気にしていますか?」 「あなたから離れたおかげで笑顔が絶えませんよ」 「そうですか? それはよかった」 何がいいのだろうか? お互い日本語を話していることは間違いないが、意志の疎通はとれていない。少なくとも、私はこの男の言っていることの意味がわからない。何より不気味なのは目的がわからないことです。 次のページ 娘を引き取りたいのか? 12次のページ Amazon 『サイコパス (文春新書)』 関連記事 独身アラフォーの“おビンボー”女は、子育てにかかる「お金」に恐怖していました1歳の姪とルームメイトとの女3人暮らしで、「女の友情」の見方が変わりました姪を引き取って半年。尋常な環境とは言えませんが、1歳児の成長たるや凄まじいですママさんへの自己紹介で、気まずい雰囲気……シングルマザーでない独身子育ては「腫れ物」?妹の赤ん坊と、義弟の連れ子。養護施設へ入れずに引き取ったのは、自分のためです