サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじヤリマンアイドルの自己肯定感 カルチャー 【連載】ヤリマン女の性生活報告 「セックスして傷付いてる女性は多いのかもしれない」SM、AVを経験したヤリマンアイドルの自己肯定感 2016/11/13 19:45 インタビューヤリマン ■“セックスは楽しんでいいこと”っていう感覚に変わってきた バッグ(上)とその中身 AV引退後は風俗からも足を洗い、“ヤリマンアイドル”“メンヘラアイドル”なる肩書で活躍する現在に至る。「居場所を作るための行為」でしかなかったセックスも、次第に変わってきた。 「30歳越えてからは、“セックスで気持ちいい”ってのがわかるようになりました。イクとか(笑)。たぶん10~20代の頃は、『セックス=やましいこと』っていうのがあったんだけど、30歳過ぎてからはAVに出た経験もあるし、わりと性に対してオープンになって、“楽しんでいいこと”って感覚になったからだと思う。相変わらず彼氏はできないけど、“セックスして気持ちよければいいか”って感覚になってきています」 長い年月がかかったが、今の彼女は、初めて「ヤリマンとして存在していい」という心境になったのだ。ところで、結婚願望はあるのだろうか? 「今はそんなにないですね。同棲してた時はすごくしたかったんですけど、別れてからは結婚願望なくなって、今は『彼氏欲しいな』とは思いますけどね。付き合いたい。セックス以外の遊びもしてみたいですね。普通は昼に集合して映画見てご飯食べて帰るとか、そういうデートもあるんですよね。私の場合は集合時間が夜の20時とかで、飲みに行ったら、ホテル、セックスになっちゃう。男の人に誘われたらセックスがあるもんだと思って行くし、“セックスはちょっと……”っていうくらいなら飲みに行かないです」 つまり、彼女にとっては「飲みに行く=セックス」のようだ。 「普通に会話できる人はいいんですけど、だんだん話すことがなくなって困ったら、“ホテル行った方がいいかな”って思うんですよ。体で会話です(笑)」 だいたいの男性は楽しい会話がセックスにつながると思っているだろうが、彼女は会話がつまらない人とセックスして楽しいのだろうか? 「“あもちゃんと飲みに行って失敗したな”って思われたくないから、1個くらい、いいもの持って帰ってほしいなって」 それでも、相変わらずセックス後の自己嫌悪は残っているという。 「一応楽しく考えるようにはしてます。いちいち傷付いてたらキリがないし……。でもホントのこと言ったら、いまだにセックスして“やんなきゃよかった”とか“付き合うことにならなくて無駄撃ちだった”とか、勝手に中出しされて“うわぁ”とか、“セックスで、なんでこんな気持ちになるんだろうなぁ”って傷付いたりしてますけど、最近だと“楽しいセックス話のネタができたかな”くらいに考えるようにしてます」 経験人数およそ1,000人。そんな痛々しい性体験を自虐ネタにして、ヤリマンアイドルはトークライブで多くのファンを持っている。 「ライブで、お客さんの前で話すのは楽しいですね。一般的には“ひどいヤリマン”で、“どうしようもない女の子”なのに、会場には“それでいい”って言ってくれる人がいる。“ヤリマンがOK”なんだったら“育ちのこともOK”なのかなって思うし。あと私、女の子のファンが意外に多いんですよ。ヤリマンとかメンヘラとか、普通嫌われそうじゃないですか? “死にたい”とかブログに書いててもメッセージやコメント来たりするし、共感してくれる気がします。世の中にも、セックスして傷付いたりしてる人が多いのかもしれないですね」 (文・写真=福田光睦/Modern Freaks Inc.代表/Twitterアカウント:@mitutika) 前のページ12 最終更新:2016/11/15 13:12 Amazon 「自分の居場所がない」と感じたときに読む本 楽しいほうがいいよね 関連記事 「ヤッたからって恋人とは限らない」メンヘラの“ヤリマンアイドル”にとってセックスする意味とは?「ハプバーと素人投稿写真雑誌」セックスのためにジム通いするヤリマンが性を解放したきっかけ「絶対にセックスの誘いを断らない」人生で浮気していない期間がない、ヤリマンの素顔とは?「風俗を浮気と思わないでほしい」3万人と経験したAV女優のセックス観由緒正しい家柄から風俗嬢へ 高校時代に8,000人と経験した女性がヤリマンになった理由 次の記事 ジャニーズ生写真売り上げ【10月トップ14】 >