「1本満足バー」ライブ編CMのSMAP・草なぎ剛が教えてくれること
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎スポットライトのあたるステージ
「1本満足バー」のCMでいつものスパークを見せる草なぎ剛。ライブバージョン。
本丸のSMAPがステージなしのまま終わる可能性が高い中、草なぎの最後のライブが、まさか「マンマン満足」とは。去年の自分に教えてやりたい。
SMAP25周年よりも、1本満足10周年。SMAP終了後も、人生は続くからね。
◎読者目線を忘れない
長谷川豊のポジションを埋めるため、レギュラー皆で鋭意協力中の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)。先日、時々呼ばれる「SPA!」(扶桑社)編集長がゲストに。冒頭で、最新号の「SPA!」持ちながら登場していたのだが。
表紙の右上をガッシリ手で掴み、雑誌で一番大事な右肩の見出しが、ずっと隠れて見えないまま。……むぅ。こういうセンスの人が編集長かぁ。
よく、「嫌われるダメ上司の特徴」「低収入者がよくしてしまう行動パターン」といった企画が目立つ「SPA!」であるが。それを自ら示して見せているということなのか? 「ね?」ってことなのか? 編集長自ら、テーマを体現しているってことなのか?
上見て暮らすな、「SPA!」見て暮らせ。
◎あと3カ月早ければ
長い沈黙の後、Twitterでケンカに告知に夢を語りと、ハジけるANRIこと坂口杏里。「1ヶ月ちょいで5万人」というフォロワー人数を自慢げに報告しつつ、自身への質問を募集。もちろん、ものすごい数が一気に寄せられた。
……危なっかしいなぁ。
5万人のフォロワーも、質問殺到も、ほんの一時期、今だけ限定の話。世間もフォロワーも承知の上だが、本人だけ自覚なし。今「セクシー女優に転向してよかった!」くらいの恍惚状態にあるんだろう。飽きられた後、どんなカンフル剤を入れようとするのか、もうもう今からイヤな予感しかないが。
「実写版」のランドマークがせっかく誕生したというのに、映画『闇金ウシジマくん』がファイナルに。遅く来たスターの不運を、嘆くしかない。
今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。