"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第336回】

漫画家・浦沢直樹、“W不倫”発覚! 報道まで2カ月、「作家」タブーの裏事情

2016/10/11 21:30
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「週刊女性」10月25日号

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

そういえば、あの騒動はどうなったのだろう。有吉弘行と夏目三久の妊娠結婚問題。あれからもうすぐ2カ月。芸能界の実力者が絡むと闇はより一層深く怖い。

第336回(10/6~11発売号より)
1位「大人気漫画家 浦沢直樹 週2回の密会愛はまさかのW不倫」(「週刊女性」10月25日号)
2位「原発は今、どうなっているのか」(「週刊女性」10月25日号)
3位「小林麻央 “奇跡”起こすカリスマ緩和ケア美女医!」(「女性自身」10月25日号)

 今週「週刊女性」がトップ記事として放ったのが人気漫画家・浦沢直樹と女性編集者のW不倫だ。いいねぇ。大好きです、こういう業界ネタ。「噂の真相」ちっくで(笑)。

 だがしかし、妙でもある。記事には、浦沢とお相手の女性のデート場面や、ラブホテルに時間差で入って帰るまでを詳細に追い、ラブホ出口では写真もバッチリ抑えている。取材期間も長い。「週女」が最初に目撃した2人のデートは8月10日。その後も8月22日、9月18日とその3日後、10月5日。2カ月にも渡る“密着”取材だ。


 立派な取材だが「週刊文春」(文藝春秋)ならともかく、「週女」としては力入りすぎじゃない? しかも人気漫画家とはいえ、有名芸能人の不倫に比べ話題性もさほどではないだろう。

 さらに問題はお相手女性。大手出版社の50 代前半という女性編集者だ。通常、マスコミは“作家”(漫画家を含む)や同業者のスキャンダルを積極的にやりたがらないものなのに。

 さらに不可解なのはラブホ入りを最初にキャッチしたのは8月22日ということ。これは決定的場面だが、それからなぜ1カ月半も掲載しなかったのか。そんなに温める必要がどこにあったのか。

『噂の女 (幻冬舎アウトロー文庫)』