[ジャニーズ・メディアの裏側]

SMAP、メンバーの新番組は“絶望的”!? テレビ局が新規オファー出せない舞台裏

2016/09/13 08:00
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SMAP解散発表から1カ月、もう何があっても驚かないよ

 SMAP各メンバーが出演するテレビ番組に携わる制作側の混乱は、いまだ収まらないようだ。現在各局では放送中のSMAP冠番組は、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)、香取慎吾出演の『おじゃMAP!!』(同)と『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)、草なぎ剛出演の『「ぷっ」すま』(同)の計4本。『スマスマ』の年内終了がアナウンスされている中、ほかの3本の継続も、予断を許さない状況が続いているという。局プロデューサーによれば、「来年9月に向けて、番組の打ち切りが相次ぐ可能性も高い」というのだが……。

 冠番組を放送中の各テレビ局は、13日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)の取材に、番組の継続を明言。とはいえ、今後の改編次第では、状況が変わる可能性もあるという。また、飯島三智氏の退職によって、草なぎ剛が主演する来年1月クールの連続ドラマは、ストーリーの本筋が二転三転し続け、クランクインに間に合うのか心配されているようだ。


「さらに、1月の分裂騒動後に浮上していた、あるメンバーがMCの新番組も、完全に企画が消滅してしまったそうです。現在放送中の番組はまだしも、メンバーの新番組は、現在ほぼ絶望的な状況となっています」(テレビ局プロデューサー)

 ジャニーズ事務所の発表では、SMAP解散後も、メンバーはソロ活動を続けていくという。にもかかわらず、ソロで出演する番組の終了がささやかれるのは、テレビ各局による“予防線”という意味合いが強いそうだ。

「全メンバーとも、今年9月から1年間はジャニーズに残留する契約を交わしていますが、来年どうなるかは誰にもわからない。もし、当初独立を表明していた、木村拓哉以外のメンバーがジャニーズから離れることとなれば、当然、出演番組も打ち切りとなってしまいます。そうなると、テレビ局としては、今うかつに新規の番組をオファー下ところで実現は不可能に近いし、さらに先を見越せば、現在放送中の番組も、安全策を取って打ち切らざるを得ないんです」(同)


 テレビ局サイドは、今回の解散で最も煽りを食ったフジの「二の舞を演じたくない」と戦々恐々としているという。

「フジは、当初グループの“活動休止”を見越して、来年3月に『スマスマ』を終了させる予定でした。ところが、8月に急きょ年内の“解散”が決定したことで、番組も12月で打ち切られることに。1~3月までの穴埋め番組が必要となり、フジは、甚大な被害を受けることとなってしまいました。こうしたフジの惨状を見て、各局は『明日は我が身』と恐れているわけです」(同)

 解散後も、SMAPとテレビ局、そしてジャニーズ事務所を巡るゴタゴタは収まらないようだ。

最終更新:2016/09/13 08:00
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