「ボランティア婚活」がオススメできる理由 拾うのはゴミではなく恋だった!?
■部活のノリが苦手な人はアウト!
みんな真面目にゴミ拾い
ここまで会について良いことばかりを書きましたが、少しだけ感じた違和感も記しておきましょう。
それは良い人ばかりの会ではあるものの、部活動やクラスの時間外活動の空気を感じずにはいられない点です。つまり、「輪を乱すヤツは許さねえ!」という空気も、和やかさの中に混じっているのです。筆者は、この無言の小さい圧が超苦手! だからマトモに部活動は続かなかったし、クラスのヒエラルキーでも、ピラミッドの外側に自分から脱出していくタイプでした。
遊びじゃないので、当然必要な空気だとは思いますが、変に結束力や“らしさ”が固定された感じは、合わない人もいるかもしれません。
【良かった点】
・婚活という名目を後回しにして、いろんな出会いが広がる
・参加費無料で参加予約も不要は手軽!
・男女比が女性少なめなのはありがたい(各チームにより、違いあり)
・何回か参加していれば、友達は間違いなく増える
・人生経験としても面白い
【悪かった点】
・友達作りという面では、複数回参加しないと広がっていかない
・部活動や課外活動的なノリがあるので、団体行動が苦手な人には向かない
・「今すぐ彼氏がほしい!」「結婚したい!」という人には向かない
ちなみに連絡先交換などは各自で行うのですが、やはり初参加でガンガンご縁を狩るという空気がないので、仲良くなっても連絡先は聞きにくいです(周りの目もありますし)。そのため、何回か参加しないとチャンスが来ない感じはしましたが、婚活女子がよく言う「婚活っていう目的だけの出会いは嫌だ」は、ここにありました。
拙い文章で、この会の良さが(っていっても、私の性格には合ってなかったけど)みなさんに伝わったか不安ではありますが、ボランティア終了後、私はさっそく婚活友達に連絡をしました。
「やべーよ! やべーよ! ボランティア婚活、めっちゃいいよ!」
まさにボランティアハイです。
「今日、ご縁は狩るものじゃなくて、拾うものだって、ゴミ拾いで教えてもらったよ」
そう迷言を残して、現在周りの婚活女子たちに布教活動をしている筆者なのでした。
おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、延べ1万人の男性を接客。鋭い観察眼で、男女のコミュニケーションの違いを研究し、恋愛コラムを執筆中。ブログ