【連載】おおしまりえの婚活スポットリアル調査18

「ボランティア婚活」がオススメできる理由 拾うのはゴミではなく恋だった!?

2016/09/11 15:00
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おそろいのゼッケンで集合

 今日、私は生まれ変わりました。いや、生まれ変わるために、レポートを書きます。いやいや、もう婚活とか、どうでもいいのかもしれない……。って、筆者がなぜ、こんなおかしなテンションで語らっているのかというと、理由があります。

 婚活女子に非常におすすめのスポット(しかも参加費無料)に出会ってしまったのです。それは「ボランティア婚活」です! 前々から出会えるというウワサはありましたが、「善人気取りで出会いを求める人って、なんだかなあ~」くらいに、斜に構えている自分がいました。でも違いました。今日は、そのボランティア婚活がなぜすごく良かったのか、ご紹介していきます。ときどきちょっとした違和感もありましたが、きっとこれは私の目が曇っているから感じるのでしょう。

■雨天中止の気軽なゴミ拾い婚活

 ボランティアといえども、その団体の活動内容と動員状況で、空気や参加者層は大きく変わります。今回参加させていただいたのは、全国いろんなところでゴミ拾いボランティア活動を展開する「グリーンバード」です。

 実は婚活を始めるずっと前、何度か街で見かけたことがあり「あれは何だろうな?」と、気にはなっていました。まさか数年越しで「気になる団体」に参加するとは。運命って、わからないものですね。


 都内を中心に開催されているボランティア活動ですが、開催時間は地区によってバラバラ。あるところは土日の昼間が中心ですし、表参道などは土地柄(ヘアサロン関係者が多いから?)平日の午前10時台に行われているようです。今回は夜開催のエリアに参加しましたが、事前の参加申し込み等はなくても大丈夫。ただ初めての参加の場合、集合場所などわからないことがあるので、念のため連絡をしておいたほうが安心です。

■予想以上に集まる社会人たち

 時間通りに集合場所へ向かうとすでに、グリーンバードのゼッケンを着用した、20名ほどの男女がいるではないですか。

「あ、あの輪に入るの、超はずかしいんですけど……」

 これが最初の感想でした。「僕たち、慈善活動してまーす」というアピール臭に、いきなり嫌悪感を催した私。しかしこの拒否反応は、たぶん私の心がすさんでいるからこそ起きるのでしょう。「心のデトックスだ! 自分を試されているんだ!」とブツブツつぶやきながら、メンバーの中へ入っていきます。


「よろしくお願いします」と周りの人に挨拶をしてゼッケンを着ければ、私も立派な(?)グリーンバードの一員です。

 参加者層を早速調査すると、男女比は見たところ、ここのチームは約7:3で男性が多め。てっきり学生さんがメイン層と予想した年齢は、20代中頃の方が一番多く、続いて30歳前後という感じでしょうか。思ったより高いです。

 参加の動機を皆さんに教えていただくと、いろいろ理由はあるようですが、「何かを通じて友達がほしい」という願望のもと、継続して参加している方が多かったように思います。これって、婚活が目的の人にとっても、気がほぐれて、ありがたい空気なのではないでしょうか?

■ゴミを拾いながら、ご縁を拾う

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キャラクターやロゴ入りの軍手

 さっそく約1時間ほどのゴミ拾いがスタートします。可燃、不燃、タバコの3種類に分けながらゴミを拾い、街を練り歩きます。ちなみにすごく気になっていたのですが、ここの団体、ちょいちょいおしゃれです。HPにはキャラクターがいますし、ゼッケンも軍手も、大手企業さんの協賛のもと作られている様子。それだけNPOの運営がしっかりしている証拠だと思いますが、こういったおしゃれな雰囲気が、継続していい人を集める要因なのかもしれません。

 ちなみに当然ですが自己紹介等はしませんので、ゴミ拾い最中などに、頑張って自分からコミュニケーションをとっていく必要があります。ただ新参者に優しい空気があるため、活動に参加した経緯とか、普段のお仕事とか趣味とかは自然に聞けます。

 そう、この「自然」って、我々婚活女子が求めていたヤツ!!

 ちなみにサラリーマンから自営業、大学生に公務員と、参加者の職業はバラバラ。ただ言えることは、みんなめっちゃ誠実そう!!!

 たとえばある方は、ゴミ拾いに参加してみたら楽しかったから、別の地区も行きまくっているとか。ある方は友達がほしいという理由で始めたけど、結果ゴミ拾いも楽しいから、リピートしまくっているとか。ていうか、ゴミ拾い、楽しみすぎ!

ボランティアまるごとガイド―参加のしかた・活動のすべて (まるごとガイドシリーズ)