人間性に難アリ・美人だけど仏頂面……問題シッターを淘汰する経営者の工夫とは?
世間はお盆休みでも、保育園「駒沢の森こども園」は通常営業をしていました。お盆は園児の預かりが少ないため、スタッフも交代でお休みを取りましたが、私の夏休みといえば、土日+月曜日を休みにして、新幹線で函館へ家族旅行に行ったくらいです。なので、1日しか休みを取っていません。休みが少ないのは美徳とか、そういう問題じゃなくて、単に仕事が気になってしまう性格なのです。受験休み(娘の通っている私立小は入試前後はお休みになる)に、娘と毎年京都に行っているので、その時にゆっくり休みたいと思います。
スタッフのお休みが重なった時は、派遣シッター事業部「森のナーサリー」のシッターさんに来てもらっています。来てもらうシッターさんは、個人的に好きなシッターさんです(笑)。いい人材に辞めてもらいたくないので、なるべく仕事を振るようにしています。
逆に、登録はしてもらったけど、あんまり仕事を振りたくない人もいます。経験とか資格とかが問題なのではなく、人間的に「気持ちのいい人かどうか」です。仕事を振らないと、結果違うシッター会社と掛け持ちになるはずなので、それでいいのです。
駒沢の森こども園がタレントを雇用しているので、森のナーサリーにも保育士資格を持っている「元タレント」「現タレント」みたいな人が、面接に来るようになったのですが、美人だけど笑顔がない、赤ちゃんに好かれないだろうなと思う人がいます。そんな人には“ある工夫”をして本人に考えさせます。
保育士資格があれば採用をしないわけにはいかないので、とりあえず採用します。そして、クレームを言わない、よく利用する家に派遣します。派遣後、「先日伺った○○さんから笑顔がなくて怖いとクレームがあった」と本人に伝えます。そうするとまともな人なら気づいて改善しますが、プライドが高く、人に指摘されることが嫌いな人は(ほとんどがこっちのタイプ)、そのままクレームを無視して、こちらの連絡を絶ってきます。自然に淘汰されていくのです。
■中学受験をしない娘の夏休みは……
経営者としてではなく、個人的な話ですが、ワーキングママ最大の問題といえば、長期休み中の子どもの過ごし方。学童は6年生まで預かってくれるのですが、実際の最年長は4年生ぐらいで、ほとんどは1、2、3年生なのが現状です。確かに中学受験のある子どもは、夏季講習に通いますよね。受験しない子でも、小学校高学年にもなると、1人で過ごすことの方を選ぶ気がします。