いくらなんでも早すぎた連ドラ主演

SKE48・松井珠理奈主演『死幣』が0%台目前! 「ローカルタレントのイメージ」拭えず?

2016/08/07 11:45
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『死幣-DEATH CASH-』(TBS系)公式サイトより

 SKE48・松井珠理奈が初めて連ドラで主演を務めているTBS系「テッペン!水ドラ!!」枠の『死幣-DEATH CASH-』(水曜深夜0時10分~)の視聴率が伸び悩んでいる。

 初回こそ2.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったが、その後、第2話は1.6%、第3話は1.7%と低空飛行を続け、第4話(8月3日放送)では、1.2%まで落ち込んだ。このままでは、悪夢ともいえる0%台に転落する可能性も出てきた。

 昨年10月期にスタートした同枠ドラマの視聴率は、これまでおおむね2%台で推移。4月期の『毒島ゆり子のせきらら日記』(前田敦子主演)も2%台が多かったが、3%台を2度記録するなど、それなりに健闘した。数字は高くはなかったが、元トップアイドルの前田が濃厚なラブシーンや下着姿を披露するなどの体当たり演技が、大きな話題を振りまいた。かたや、『死弊』は1%台という低視聴率もさることながら、特に話題性もない状況だ。

 松井は2008年10月より、SKE48メンバーとして活動開始。12年3月~15年12月までAKB48チームKを兼任。「AKB48選抜総選挙」では毎年上位に食い込み、今年は自己最高の3位まで順位を上げるなど、押しも押されもせぬSKE48のエースだ。

 ただ、それだけでドラマの視聴率が取れるほど、甘くはないのだろう。松井がこれまで、『マジすか学園』シリーズ(テレビ東京/日本テレビ系)などのAKB系ドラマ以外で、連ドラに出演したのは、4月期の『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系)が初めてで、主人公・橘みやび(中谷美紀)の高校時代役のみである。

 女優としての松井は、世間の認知度が低く、全国区的にみると名古屋ローカルのタレントとのイメージは拭えないのかもしれない。TBSも深夜枠とあって、実験的に松井を主演で起用したと思われるが、もう少し女優としての下地が必要であり、いきなりの連ドラ主演は、いささか時期尚早といわれても仕方あるまい。


 とはいえ、吉岡里帆、川栄李奈、清原果耶らの脇役陣も奮闘しており、ここから先の巻き返しに期待したいものだ。
(森田英雄)

最終更新:2016/08/07 11:45
『松井珠理奈ファースト写真集 Jurina』
大物に好かれれば好かれるほどアンチが増えてゆく