「趣味が合う」は本当に正解？　社会人サークル婚活で“友達彼氏”をゲットなるか？

■普通のサラリーマンが多い趣味婚活

店の外で連絡先の交換

　カレーを食べながら進む趣味婚活。いや雰囲気はもう、婚活イベントというよりも、趣味サークルの打ち上げのような気さえしてきます。

　今回3対3のテーブルが2つ設置されていましたが、どのテーブルも数人で盛り上がっていた印象があり、話の盛り上がる趣味というのは、出会いの可能性を広げるのだなと改めて思いました。

　振り返ると「映画婚活」の参加者は、ほとんどが“映画好き”のレベル。1人だけ、「年間365本観ます」という猛者がいましたが、それ以外の方は普通の人より映画にちょっと詳しいレベルの方ばかりでした。

　これなら気軽な気持ちでイベントに参加しても全く問題はありませんが、「じゃあ今度、映画観にいきましょう！」という話が方々で上がっていましたので、そんなときに「実は映画あんま興味ない」という女子だと、キツいかもしれません。

　あっという間に終了時間になってしまったこのイベントですが、最後にちょっと驚きの展開が待っていました。それは時間になり、スタッフの方が声をかけた時でした。

「そろそろお時間となります。今日は、ありがとうございました。せっかくなので、番号など交換していってください！　あ、でもお店は閉店時間なので、お出口でお願いいたします」

　参加者追い出されたー！　そうして、瞬く間に外へと散る参加者一同。背中を丸め、外で電話番号交換をしていた姿が、なんとも印象的でした。

【良かった点】
・映画という話題は、話が長時間盛り上がるため、婚活にはかなりプラス
・カレーが、ボリュームもありおいしかった（イベントによって、お店は異なる）
・参加者は、ガチガチの婚活というより、普通のサラリーマンが多い印象で良かった

【悪かった点】
・お店が貸し切りではないので、少し恥ずかしい
・最後の退店や番号交換が、流れ作業的でやりにくい
・合コンのノリが強いので、このあと“2人でもう一杯”などはできにくい

おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、延べ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、恋愛コラムを執筆中。ブログ