なぜスキャンダル芸能人は、“西の女帝”上沼恵美子の番組で真相を激白するのか?
女優の熊切あさ美が2日、『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ系)に出演し、最近、元カレから電話があったことを明かした。その際「俺がいた方がいいだろう」と言われ、傲慢な態度に怒りを覚えたという。元カレは、藤原紀香と結婚した片岡愛之助ではなく、愛之助より以前に短期間交際した人間といい、独り身の熊切のもとへ電話をかけてきたものとみられる。
『上沼・高田のクギズケ!』には、旬のゲストが呼ばれ、ぶっちゃけトークを繰り広げることで知られる。熊切も2015年末に、同番組に出演し愛之助との破局の真相を告白した。
「ここ最近では“ナニワのエリカ様”こと上西小百合衆議院議員や、不倫騒動の渦中にいた狩野英孝が出演したことで知られますね。狩野はMC・上沼恵美子さんが可愛がっている若手芸人の1人であり、交際相手の加藤紗里について『あんな嘘つきの女とは別れなさい!』とズバリ断言するなど、年長者の説教を繰り広げていましたね」(放送作家)
同番組は関西ローカルとされているものの、中京圏のほか、中国四国九州地方など、東京以外で広く放送されているため影響力も大きい。上沼の説教は、全国の大多数のおばちゃん層を代表する言葉でもあるだろう。
「ナインティナインの岡村隆史さんが『オールナイトニッポン』(ニッポン放送系)内で、狩野が上沼さんを激怒させたと暴露していました。なんでも狩野は、番組出演時、おみやげを東京駅で買ったもので簡単に済ませため、上沼さんの怒りを買ってしまったとか。実際、上沼さんは関西に多くのレギュラー番組を持ち、夫は大物テレビマン。彼女に嫌われたら関西での活躍は望めないため、出演者たちは彼女のご機嫌取りに、かなり気を使っているようです。スキャンダルを抱えた芸能人が、彼女の番組で真相を激白することも少なくありませんが、その理由は、東京で放送されない分、ある程度自由な発言ができるからという理由のほかに、彼女の評価を気にして話さざるを得ない状況に追い込まれる面もあるのではないでしょうか」(同)
タレントたちは日々、戦々恐々としながら、西の女帝である上沼への“参勤交代”を続けているのだろう。
(平田宏利)