サイゾーウーマン芸能『夜ふかし』が次に押す“第三の男” 芸能 深夜に驚愕の高視聴率 『月曜から夜ふかし』が次に押す“第三の男”! 素人発掘力にテレビ業界が熱視線 2016/03/27 15:00 芸能ウラ情報マツコ・デラックス日本テレビ 『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)公式サイトより 月曜深夜の人気番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)。午後11時59分からの放送とはいえ、3月7日は視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2ケタ間近、21日は10.7%と大台に乗った。裏番組のSMAP・中居正広MCの音楽トーク番組『Momm!!』(TBS系)が平均2%台の数字であることを考えても、この時間帯の番組としては異例の高視聴率だ。 「視聴率もそうですが、驚くのはその番組視聴占拠率。占拠率とは、該当する局の視聴率が、放送全体の視聴率に占める割合のこと。『夜ふかし』の場合は占拠率30%。つまりあの時間テレビを見ている人の3人に1人はこの番組を見ていることになるのです」(テレビ局関係者) 番組は、MCのマツコ・デラックスと関ジャニ∞・村上信五のトークが人気だが、“売り”はなんといってもインタビュー出演する一般人たちの面白さにある。 まず最初に同番組から生まれたスターは、元プロ棋士の「桐谷さん」だった。株主優待でもらったおよそ1億円分の優待券を全て効率よく活用すべく、その株式に関連する会社のサービスが受けられる店や施設まで自転車で移動。リュックを背負い、64歳(当時)とは思えない見事なまでの前傾立ちこぎスタイルで爆走し、カラオケ店のシダックスで「月光仮面」の歌を10分だけ歌うなど、分刻みで優待生活をこなす多忙ぶりが人気となった。 「大阪の阪急三番街のキディランドでは、一時期、期間限定で桐谷さんの顔が入ったステッカーや缶バッジ、『株は辛抱』など彼の直筆で書かれたチロルチョコなども売られて大盛況。桐谷さん本人が来阪しての撮影会やミニトークショーも開催されていたほどです」(芸能ライター) 続いて『夜ふかし』で有名になったのは、埼玉県入間市の4人組ヒップホップ集団、イルマニアだ。 「メンバーMCMA (エムシーマ)の『アーイ!!』という掛け声が爆笑を呼び、着ボイスのデイリーランキングを独占。“パーティーピーポー”という言葉も、彼らをきっかけにさらにメジャー化しました」(前出・ライター) その後同番組には、世田谷区在住で「リッチピープル」と自ら名乗り、「格が違う」「ここに住んでいると自分のセンスが磨かれていく」と語るセレブ主婦、出っ歯であることを明るく笑い飛ばす「クソ出っ歯」、中学2年で漢検1級を取得したガングロギャル「あゆたま。」、18歳で子どもを産んだシングルマザーであり、介護士兼女芸人の「ももち」、前職が八百屋勤めという「優しいジャイアン」こと番組AD・保原さんなど、強烈キャラ素人が次々に現れた。 「これらの方々は、それぞれツワモノ揃いですけど、いずれも『キャラクター』としては少し弱く、継続して見てみたいキャラではありませんでした」(前出・テレビ局関係者) しかし、去年から『夜ふかし』に初登場以来、「桐谷さん」「イルマニア」に続き、番組が久々に猛プッシュしている第三のニュースターがいた。それが、「ジャガーさん」なる中年男性。ジャガー星から来た宇宙人という設定で、金髪に白塗りメイクのひょろ長い顔、服はヒョウ柄のコスチュームに引きずるほどの長マントという出で立ちだ。見た目のキャラ設定は完璧だが、人柄の良さからか、ツッコミどころ満載のリアクションをしてしまうことがウケているという。 「2月15日の放送回では、長野県・木曽の雪山から中継レポーターとして出演したジャガーさん。最初は『ここはジャガー星』と言っていたのですが、マイナス12度というあまりの寒さに途中で『ここは木曽の……』と思わずネタバラシをして、笑いを誘っていました。また、寒風吹きすさぶ中『いくぜ~!』の掛け声とともに歌い始めたのが、なぜか長渕剛の『乾杯』という不思議な選曲でこれまた爆笑をさらっていました。また別の回では、手料理を振る舞う際、ディレクターの『ちなみにナスはジャガー星にもある?』という質問に『ジャガー星ではナスとは言いません、ナッス~と言います』という、適当なのか本気なのかわからない答えをするなど、掘れば掘るほど面白いポイントが出て飽きさせません」(前出・ライター) そんなジャガーさんは、80~90年代にかけて、千葉テレビの枠を自ら買い取り、『HELLO JAGUAR』という冠番組を担当していたそうだが、それを少年時代見ていたのが同じ地元のマツコ。そんなよしみもあり、登場回数も順調に増やしている。 また、ジャガーさんの地球上での仮の姿は「実業家」らしく、都内や千葉でチェーン展開をする業界大手の洋服直し店のオーナーというウワサもある。これからどんな素顔が出てくるのか、そしてどこまで人気が高まるのか楽しみに待ちたいところだ。 (後藤港) 最終更新:2016/03/27 15:00 Amazon 『変わった人たちの気になる日常―世界初の奇人研究』 いや、素人いじりなら『鶴瓶の家族に乾杯』が真骨頂でしょ! 関連記事 テレビ関係者が絶賛、『イッテQ!』『月曜から夜ふかし』ら人気番組“ナレーション技”『月曜から夜ふかし』で話題の桐谷さんに聞く、「2014年、株主優待券で見た映画ベスト3」“視聴率王”マツコ・デラックスの招いた悲劇! テレビ業界に蔓延する“マツコタブー”とは?関ジャニ∞・村上信五、“ポスター売り切れ”事態に「オレだけみんなの5分の1ちゃう?」マツコが「二流」と斬った女子アナとは? 知られざる「犬猿の仲のタレントたち」 次の記事 「Domani」の働く女像がツラい >