ヤク中、暴露本執筆、裁判沙汰とトラブルまみれの姉

姉が瀕死状態なのに一切の支援をせず……マライア・キャリーが抱えるきょうだいとの確執

2016/03/15 18:55

 裁判に暴露本執筆と、恩を仇で返すようなアリソンの裏切り行為に、堪忍袋の緒が切れたマライアは絶縁を決意。05年にアリソンが売春で逮捕されたときも、コメントを出さずにスルーしていた。

 その後、マライアは再婚、妊娠、出産、離婚、歌手としての復活に、億万長者との婚約と、目まぐるしい日々を送っており、アリソンのことはまったく話題に上がらなくなった。そんな中、兄モーガンが「マライアは瀕死の姉を見捨てた」とメディアに暴露したのだ。

 モーガンは13日、英大手紙「The Sun」に、「マライアは死に面した実の姉を助けようとしない」と激白。「マライアは、姉の治療費よりも多くの金を、犬のエサに費やしているに違いない。自分の姉が死にかけており、生きようと必死に闘病しているというのにね」「昨年、アリソンの人工呼吸器が外されることになり、このまま死ぬだろうと医師から告げられた。私は住んでいるイタリアからアリソンが治療を受けているハワイへすぐに向かったが、マライアは病院に来なかった」と暴露。そして、「アリソンの治療に必要な費用は、大金持ちの妹や、妹の婚約者である億万長者にとっては、微々たるものだ。それなのに、なぜ助けようとしてくれないのか。話したくなくても、病院の手配くらいしたってもいいじゃないか」と恨み節を続けた。

 モーガンが家族の問題をメディアにぶちまけたのは、マライアと連絡が取れないからだとしているが、実はモーガンもマライアから距離を置かれている。マライアと2番目の夫ニック・キャノンとの結婚を反対したことがきっかけで、仲たがいしてしまったのだ。また、モーガンは昨年、米大手タブロイド「ナショナル・エンクワイアラー」に対して、「マライアは01年に精神を病んでからというもの、酒を浴びるように飲んでいる」「いつも酒を飲んでおり、このままだとホイットニー・ヒューストンのように処方薬との飲み合わせが悪く、死んでしまうのではないかと心配だ」と語っており、マライアはこれにも怒っているものとみれている。

 歌姫マドンナも、兄の1人がホームレスだと報じられたことがある。その兄は、メディアの取材に対して、「マドンナらきょうだいは、誰一人として自分を助けてくれない」とこぼし、マドンナは冷酷だと叩かれたことも。しかし後日、マドンナが費用を負担し、リハビリ施設に入所させていたものの、効果がなく、兄がさらなるリハビリ治療を拒んでいたことが判明。マドンナは助けようとしたが、酒を買う金ばかりせびるため、助けようがなかったとわかり、マドンナに同情が集まった。


 今回の報道も、マライアとしては言いたいことが山ほどあるのではないかと簡単に予想できる。しかし、今のところ、彼女は沈黙を守っている。ネット上では、「アリソンには気の毒だが、自業自得」「姉妹仲が復活する可能性は低いのではないか」という意見が多く上がっている。

最終更新:2016/03/15 18:56
きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる? (朝日新書)
きょうだいって、正直毒親より面倒……