【うわさの現場から】

百田尚樹、『殉愛』裁判で“作家タブー”問われ動揺!? 傍聴席から失笑漏れた“ブチ切れ”ショー

2016/03/06 11:45
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『殉愛』(幻冬舎)

 故・やしきたかじんさんの長女が、やしきさんの闘病生活を描いた作家・百田尚樹のノンフィクション本『殉愛』で名誉を傷つけられたとして、発行元の幻冬舎に出版差し止めなどを求めた訴訟の口頭弁論が2日、東京地裁で開かれ、百田が証人として出廷した。この“殉愛騒動”によってすっかり“お騒がせ作家”のイメージが広まってしまった百田だが、法廷でも“百田イズム”を炸裂させていたという。

「『殉愛』は、主にやしきさんが死の直前に結婚したさくら夫人の証言で構成し、長女への取材はしなかったと明言した上で、名誉棄損については『悪く書くつもりはなかった』と否定した百田。のっけから聞き取れないほどの早口で自分の意見をまくしたて、裁判長からは『もう少しゆっくり話してください』『簡潔に』『その辺で一旦やめてください』など何度もたしなめられていました。長女側弁護士からの尋問では、挑発作戦に簡単にひっかかり、さらにヒートアップ。さくら夫人を『信用できる人』『遺産狙いとネットで言われているが、笑止!』『もらえる額なんて大した額じゃない』と声高らかに擁護し、少しでも長女側弁護士が口ごもろうものなら、『ちゃんと話を聞いておいてくださいよ!』『しっかり仕事してくださいよ』とヤジを飛ばす始末でした」(週刊誌記者)


 最も声を荒げたのは、長女側弁護士から“作家タブー”に触れられたときだった。

「『週刊新潮が殉愛騒動を取り上げた記事を事前に手に入れ、自分に都合の悪い部分を訂正させたと聞いているが?』と、ベストセラー作家の立場を使って新潮社に圧力をかけたという疑惑を追及すると、百田は『知りません!』『嘘ばっかり言って、何それ!』『裁判に関係ありますか?』とブチ切れ。疑惑の真偽はわかりませんが、明らかに動揺している様子で、傍聴席からは失笑も漏れていましたね」(週刊誌記者)
 
 以前、Twitterで「裁判となれば、今まで言わなかったこと、本には敢えて書かなかったいろんな証拠を、すべて法廷に提出する。 一番おぞましい人間は誰か、真実はどこにあるか、すべて明らかになる。世間はびっくりするぞ」とつづっていた百田。特に驚かされる証言はないまま終わったが、百田の煽り耐性のなさに驚いた取材陣は多かったようだ。果たして、裁判はどう決着するのだろうか?

最終更新:2016/03/06 11:45
『殉愛』
さくら、いまどんな生活してるの?