エビちゃんが「表現者」宣言、「35歳のカラコン」で右往左往……混沌の「Domani」
このページに続けて「今すぐ『デート」したくなる10の処方箋」という、“業界平均の約6倍の成婚率を誇る結婚相談所”「マリーミー」代表のアドバイスも。「1日1回、鏡の前で全裸になる」とかなんとか言ってますが、これらを真面目にこなした先に、楽しいデートが待ち構えているとは到底……。しかし、最近の10~20代にとって恋やデートは面倒でなくてもいいものなんて言われてますが、「Domani」世代はまだまだ「恋」の言葉は有効なのだなあとしみじみ感じました。
■結局、恋には利かないようです
続いては、「35歳からの『カラコン』お作法」というページを見てみます。「え? カラコンするの……? え?」と、何度見もしてしまうような大胆なタイトル。とにかく今月号は「恋」推し、「恋を呼ぶのに効果絶大って説もあるけど」ということで、カラコンに至ったようです。
しかし、アイクリニックの院長が、黒目がちに見せることは「印象アップに非常に効果的」と説こうが、ジョンソン・エンド・ジョンソンのシニアマネージャーが「サークルレンズで瞳を黄金比率に近づけ、印象的な目元の演出を」と叫ぼうが、「Domaniスタッフもカラコン愛用者多々…!」とぶっちゃけようが、座談会が全てをぶち壊すというのが、こういう企画の怖いところ。
今回の土俵は、「上司・同世代メンズ・後輩女子 大人のカラコン本音トーク!」。上司目線の42歳男性、同世代目線の38歳男性、後輩女子目線の25歳の3人が集まり、三十路カラコンについて本音トークをするというもの。上司や同世代男性は「瞳の色味や大きさに違和感がないものであれば、カラコン装着OK!」「瞳の色さえ変わらなければ、カラコンに気づく男性は少ないのでは…?」と好意的、というか「どうでもいいですよ!」といった雰囲気ですが、後輩女子だけは言いたいことがてんこ盛りのご様子!
「瞳の色まで変えちゃう痛々しい姿は、正直見たくないですね(笑)。カラコン世代の20代女子のチェックは厳しいので(笑)、“あの先輩カラコンだよね…”って陰で噂しちゃうかもしれない(笑)」「大人の女性が瞳の色を変えたり、黒目を大きくしすぎると痛々しさが際立って逆に老けて見えると思うんです…」とのこと。ほかにも、カラコン装着写真を見た後に「あえてノーコメントで(笑)」など、発言の度に(笑)を連発して先輩を攻撃し、三十路のお局マインドを刺激してきます。あーた、そんなんじゃ会社で生き残れないわよ! 人の目の中チェックする時間があるなら、手を動かしな!
結局、この座談会でわかったことは、カラコンしようがしまいが男性陣はわからないし、気づいてくれるのは後輩のみ(ただし嘲笑の対象として)ということでOK……ですか?
(白熊春)