[TVツッコミ道場]

厚切りジェイソンのネタを見た徹子、「どうしてかしら?」と漢字の成り立ちに関心

2015/12/10 17:00
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知的好奇心旺盛な徹子……

「ホワーーイ、テツコズ・ルーム~!」

 見る前からそうなりそうで仕方なかった。

 12月1日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)、ゲストは厚切りジェイソン。徹子は、新しく触れるお笑いに対してちゃんと理解しようとする姿勢のため、「今のネタはどう面白いのか」など、笑いの説明を当人に求めたりするなど、困った感じになることは多い。結果、“芸人キラー”と呼ばれたりもする。厚切りジェイソンの、「ホワーイ、ジャパニーズ、ピーポー!」の絶叫の後、徹子がポカンとするのか、「わかりました」と冷静に処理されるのか。それとも、「面白~い!」と絶賛されるのか。どうなる。

 番組オープニングでいきなり、「ホワーーイ、ジャパニーズ、ピーポーー!!」と大絶叫から始まった。徹子はといえば、指で耳をふさいでいる。「声、大きいなぁ」ということなのだろうか。先行きが早くもちょっと心配だ。

「……というわけで、今日のお客様は、このような、とても面白いお笑い芸人でいらっしゃる方で」


 最初に「とても面白い」と言ってしまった。おなじみのハードル上げだ。ゲストをちゃんと知るためのセオリーの1つとして、名前の由来を聞く。「ジェイソン」というのは本名で、厚木に住んでいるから「厚切り」なんだと説明、そして、「あとはちょっとまぁ……厚みのある胸板」と、胸を張ってみせる。ジェイソン、徹子の“マッチョ好き”をちゃんと学習していたのか。自慢の胸板に、「すごい、胸が厚い、すごい……うん」と感心する徹子。そして、胸板を触り、「ホントにね、スゴイですね」。つかみはOKぽい雰囲気だ。

 さて、いよいよネタ披露となるが、「面白いそうです」と、あらためてハードルを上げてくる徹子。ジェイソンがホワイトボードの前に立ち、漢字ネタを披露する。「一」「二」「三」と順に書き、法則性を確認してからの、「四」。「ホワーイ、ジャパニーズピーポー!」。文字で説明するとアレだが、鉄板の流れのネタだ。これを見た徹子、「ンフフフフ」と軽く笑う。

 続けて、「大」からの「太」。「大きい」に点をつけて「太い」になるのは、まあわかる。でも、その“点”の位置を変えると、なぜか「犬」。「日本ではやっている犬はそんなに『大』きくないだろう!」と絶叫。徹子、やはり「ンフフフフ」。さらに、「円」なのに形が四角いとか、「けものへん」に「守」で「狩」、「意味逆だろう!」というネタを聞き、「上手」とつぶやく徹子。楽しんでいるようだ。

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