サイゾーウーマン実録・8時間ダイエット10日間戦争 美容・健康 大久保ニューの【美のぬか床】 第23回 ブス飯欲爆発&睡眠欲は消失の「8時間ダイエット」! 実践してわかった「ヤセたい」の女心 2015/12/20 16:00 大久保ニューの【美のぬか床】 3日目:あれ、全然つらくない。気づけば昼で、カルボナーラ(野菜たっぷりだよ☆)。おやつにチョコタルトを食べてしまったので、夜は帳尻合せにヨーグルトをかけた グラノーラのみ。しかし、体重は200グラム減のみ……。J子は「昼にヨーグルト、夜に豚の冷しゃぶとかぼちゃの煮付け、白米、トマトとアボガドのサラダ。おやつにロールケーキを1カット……無性に生クリームを欲して!」。生クリーム欲って強大だよね。そして体重は700グラム減。あと1キロで20歳の頃の体重になるらしい。えっ……私、20歳の体重までだと、あと20キロよ!? J子は「桐谷美玲の写真を見ながら頑張ってます!」とのこと。私がそれをやったら山咲千里的な痛々しさだよ! 4日目:昼にナポリタン。夜は栗ごはんと干物と漬け物。J子が「水を大量に摂ると消化がよくなるので、ガブ呑みしてます!」と言っているので、白湯をガブガブ。「今夜は、いい結果が出そう☆」とほくそ笑んでいたところへ、恋多き女友達から「新しい恋に落ちたので呑んでください!」との連絡が。恋バナ好きの血が騒ぎ、「8時間過ぎだけど、まいっか☆」と居酒屋へ。焼き鳥3本、お通しの切り干し大根&厚揚げ、そしてウーロンハイ2杯。軽めに抑えたつもりだったが、体重 1キロ増!! 恋バナは高カロリーなのかもしれない……。一方のJ子も生クリーム欲が治まらないらしく「いちごクレープをキメてしまいました……」との報告が。夜は「梨を1個と、豚キムチ、レタスとトマトのサラダ」だったらしいが、300グラム減。その代謝の良さが憎い……。 5日目:予想外の暗雲が……。すでにJ子の報告が2日まとめてに。もしかしてアンタも三日坊主? さて、スタートラインの体重になった私は、夕方に反省のグラノーラ。それで終わらせようと思ったのに空腹に負け、夜に納豆チャーハン。そして、400グラム 増。過去最重の82.4キロだよ!! ちょっと泣く。J子は仕事が忙しかったらしく、23時に寿司6貫と茶碗蒸し2杯。体重は400グラム増。 6日目:朝、気合のグラノーラ。夜は豆ごはんと漬け物。なのに100グラムしか減らない……。昨日の深夜に「ここからはラストスパートです!」と尻を叩くようなメールをしてきたJ子だったが、この日から連絡が途絶える。アンタがちゃんとしてくれないと! 7日目:朝、なんと1.2キロ減☆ さらに飛躍しようと、またもグラノーラ。夜はついついナポリタン。おやつは煮干しで、夜の計測を楽しみしていたのに、見事に900グラム増えていて、トータルで300グラム減。ふりだしに戻っただけ……。 8日目:突然、カレーTSUWARIに襲われる。大量に豆カレーを作る。夜は鍋にへばりついたカレーでドライカレー。太るかと思いきや200グラム減。昼間に4キロほど歩いたのが良かったのかしら。 9日目:仕事が詰まってしまい、生活がメチャクチャ。「8時間は守るから!」と、深夜にカレー。朝にピザトースト。どうしても甘いものが欲しくなり、キャラメル蒸しパンも。でも500グラム減。たぶん大事なのは排泄。 10日目:仕事が佳境。ど佳境。深夜にしらす丼、朝にツナトースト。300グラム減って、通算ジャスト1キロ減。「こんなもんか……」と落ち込みつつも、仕事の仕上げ。 そして翌日、奇跡が起きた。豆ごはんのおにぎりと漬け物を深夜に食べ、合間合間に煮干しを食べつつ、ひたすら仕事。脱稿してから夜に測量すると……わっ、3キロ減ってる!? 11日間で4キロ減。体重もようやく70キロ台。まずまずだね。さて、前半5日間で1.2キロヤセたJ子からは「まとめての報告になり大変申し訳ありませ ……」というタイトルで、食事リストが送られてきた。 6日目:味噌ラーメン+白米のみ(J子は白飯がないとラーメンが食べられない女なのです) 7日目:とんかつ弁当、メロンパン(ブス飯、おいしいよね☆) 8日目:王将のチャーハンと唐揚げ2つ(これは男子大学生飯じゃない?) 9日目:ヨーグルト、ポテト、ピザーラのピザLサイズを1人で(うんうん。働く女はLサイズのピザを1人で食いたい夜があるものよ……) 10日目:メロンパン、とんかつ定食、カレーせんべい一袋(ブス飯+せんべい一袋……どブス飯だね☆) J子は「野菜をこんなに食べなくても、人間って生きられるんだな……と感慨深くなるほどです」などと悠長なことをほざいているが、仕事が激化していたらしい。とんかつやメロンパンを欲してしまう気持ちはわかるよ。若人だもの。で、肝心の体重はどうなったのよ? と思いきや「1.8~1.2kgヤセた感じです」と曖昧。基本「厳しく追求しない(だから私にもしないで)派」なので、優しく受け止める。まあ、2人ともヤセて大成功ってことにしよう。 結果として「大野さんショック」の方がヤセたJ子は不満気だったが、私はこのダイエットを気に入った。実はここ数年、ずっと胃が重たかったのだ。考えてみると、「食欲」はいつだってあったけれど、「おなかが空いた」って実感は、長いこと感じてなかったわー……。久しぶりの「胃スッキリ状態」が気持ちよくて、その後もダイエットを続けることにしてみたところ、念願の自称体重である75キロをマークすることができた。大喜びしたものの、その後、実家に2泊したら、一気に3キロ太った……。仕方ない、またコツコツやればいいのだ。実家にいる間は「なんでも食べる息子」の仮面を被ろうではないか(もちろん白眼で)!! ちなみに、実家の母(79歳)も、私につられて8時間ダイエットに挑戦している。最初の10日間で1.5キロしかヤセなかったことに不満だったようだが、その後も継続して、2キロまでヤセたらしい。ずいぶんと頑張るなーと思ったら「月末に友達と会うの☆」との策略があるらしい。その女心、その負けん気は、美容というよりも「生きる気力」だと思うので、大いに称賛しておいた。特に病気と闘うワケでもないダイエットに必要なものは、共に努力する仲間と、見栄なのかもね☆ 大久保ニュー(おおくぼ・にゅー) 1970年東京都出身。漫画家。ゲイの男の子たちの恋愛や友情、女の赤裸々な本音を描いた作品を発表。著書に『坊や良い子だキスさせて1』(テラ出版)、『東京の男の子』(魚喃キリコ、安彦麻理絵共著/太田出版)などがある。 ・ブログ ・ツイッター 前のページ12 最終更新:2019/05/14 20:21 Amazon 『坊や良い子だキスさせて 1(Badi comics)』 禁断の夏目鈴ダイエットは痩せる 関連記事 「まつ毛=女の充実度」だった!? 上西小百合、伝説の“びっちゃびちゃ”アイメイクの源流石原さとみ気分になれない女に喝! 唇フェチが“タラコ唇コンプレックス”をぶった斬る!!中年が“病弱メイク”に挑戦も……人形のような白い肌に自己愛を発揮できなかったワケ美肌信仰と巨根崇拝は同じ? SK‐2コスメカウンターで感じた、“美肌”に狂う女心聞くだけでOKの“怪”スピリチュアル美肌術が、コンプレックス女を暴走&陶酔させるワケ 次の記事 批判なんて気にしないゴージャスとダディ >