コラム
"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第287回】

松居一代、友人・北斗晶の病にかこつけて“自己アピール”! 芸能界流“友人”の売り方

2015/10/13 21:00

 北斗は稼ぎ時の年末年始まで手術はしたくなかった。だが、医師から「あと3カ月も手術を待ったら命がなくなるかもしれない」と止められたというのだ。

 これで思い起こされるのが退院後の10月3日、会見を行った北斗に対する炎上騒動だ。北斗は会見で以下のような趣旨の発言している。

「がんはリンパ節に移転していて、医師からはステージ2で5年生存率は50%と言われた」

 これに対し多くの乳がん患者と関係者が驚愕し、批判の声を上げたのだ。その理由は「リンパに転移したステージ2」の生存率は50%ではなく、90%以上だというもの。北斗の言ったことは事実ではなく、そのため「同情を引いて今後の仕事につなげようと大げさに言いすぎている」との批判が殺到したのだ。北斗の発言に対しては多くの医師も疑問を持ったというが、さらに今回の「松居発言」だ。
 知り合いの医師や乳がんの友人に聞くと、現在乳がん患者は数が多く、告知されてから手術まで2カ月かかることは普通のことらしい。もし急を要する場合、手術前に抗がん治療が行われることから、今回の「あと3カ月手術をしなかったら命がなくなる」というのも、首を傾けざるを得ない認識だという。

 自己アピールが上手な松居を“師匠”と慕う北斗が、その教え通り大げさに言ってしまったのか、それとも何かがおかしいのか。あくまでも松居による“伝言”なので真偽のほどは不明だが、こうしてマスコミが喜んで飛びつくような話題を、しかも友人の病気にかこつけてする松居の自己アピール力には呆れるより脱帽さえするほどだ。何しろ、北斗見舞い話の自慢の後は、10月4日に発売された開運本の宣伝までしっかりしているのだから。芸能界は友人をも最大限に利用し売るんだなとあらためて実感した次第だ。

 北斗には投資なんかに手を出さず、しっかり静養して芸能界復帰して欲しいと願うばかりである。

 元チェッカーズのリーダー・武内享の長男と次男が揃って大麻取締法違反で逮捕されたことは、芸能マスコミでも大きな話題となっている。

 しかしこの騒動は大沢樹生のDNA騒動に似ていると思った。なぜなら今回の息子たちの逮捕劇を、父親である武内はさかんに“アピール”しているとしか思えないから。

 ここ長らく武内は目立った活動はしていなかった。そのためか当初、息子たちが逮捕されてもマスコミは気づきもしなかったのだが、なぜか武内本人がTwitterでそれを暴露してしまったのだ。しかも「拡散希望」つきで。そのためマスコミは武内に殺到し、武内はいくつものメディア取材に応じている。

 「(隠していることは)オレの生き方とは違うなって」

 これは「週女」取材に応じた武内のコメントだが、そんな格好つけたものではないはずだ。話題性がほしかった。そうとしか思えない。その証拠に、「週女」取材に対し、武内は息子逮捕とは関係のない“ネタ”を披露している。それが自身の離婚だ。

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