第二の人生スタートの小阪由佳、改名「有花」と保育園立ち上げの前にやるべきこと
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎肩書も「起業家」に一新
一度しくじっても、第二の人生へ再チャレンジ! あきらめることなく努力する。そんな前向きな人の姿勢というのは、応援されてしかるべきだが。小阪由佳、小阪有花に名前改め、保育園立ち上げか。
前向きな人の努力する姿は素晴らしいのだが。身内の子を預けるのはちょっと。もし預けるとしたら、確固たる証拠がほしい。証拠って何だ。
◎これもまた人生
あんなにエグ味女優として認識されていた川島なお美だというのに。早すぎる死で全ては美しく昇華。カンニング事件も含めての、日本人の脳内にある「いわゆる川島なお美」は、「壮絶な死を遂げた大女優」に上書きされてしまった。何か寂しい。
ま、「死んだ人を悪く言わない」は日本人の美徳だ。仕方ない。そんな中、ひとり悪目立ちしているのが松居一代。「昔、夫となお美が付き合っていた」の吐露は、本当に誰得なのか。
本来なら、夫である船越英一郎も一緒に、夫婦で叩かれるところなのだが。松居一代関連で船越が叩かれることは不思議なほどない。これは、松居一代について思うとき、誰もが船越栄一郎になり変わり、彼のアタマで考えてしまうせいだと思われる。
あー、オレ、何でこんな女と結婚しちゃったんだろう。……ってそう思ってることを悟られたら死だ。生きるために、平静を装おう。全て好きにさせよう。アイツの金は絶対に使わず、自分のペースで働いて稼ごう。あー、やっぱ親の言うことって正しいんだな。さようなら、自由。さようなら、オレの本来の人生……。
川島なお美の人生と同じく、また船越英一郎の人生も壮絶であるな。ベクトルは違うが。船越英一郎に、安らかな時間が訪れることを願って。「安らか」って、別にそういう意味じゃなくて。
◎一億総ツッコミ時代の果敢なボケか
こんなにポンポン好きに作っていいもんなのか大臣って。「一億総活躍担当大臣」かぁ。キラキラしてんなぁ。契約でバンバン使い捨て、番号で何もかも一括管理。早い話が、新時代の奴隷制度ってことだよな。
こんな「政治に斬り込む」みたいなこと書いたことないけどさ。「大臣」や「省」に対するメンタリティに関しちゃ、オウム真理教の方がよっぽどちゃんとしてたなぁって思って。文部科学大臣・馳浩って言われても。夢なら覚めて。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。