サイゾーウーマンコラム佐野研二郎、世間に許してもらう方法 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 デザイナー人生が終了した佐野研二郎ができる、世間に許してもらう方法 2015/09/04 21:00 週刊ヒトコト斬り アートアニュアルオンラインより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎メガコンテンツ誕生の予感 デザインは取り下げたが、パクリは認めず。「被害者」というメンタリティで幕引きを図った佐野研二郎氏。これじゃまだまだ睨まれるだろうな。新たに老舗のポスターの新疑惑も発掘されたし。あと何個あるんだろ。 今後の余生を少しでも明るく生きるためには、もう『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)のオファーを受けるしかないと思うのだが。 テレ朝はこの番組を、年末年始の特番に使えばいいと思う。格闘技も×、ボクシングも×と、今一つ「コレ」という決め手を示せないまま迷走中のおおみそかの民放各局。「年またぎの瞬間、必ず超大型物件が登場」というのは、『24時間テレビ』(日本テレビ系)のマラソンランナーと同様「今年は誰?」と、耳目を集めるいいコンテンツになると思うのだが。世間の「年末のしくじりに出るなら勘弁してやるか」という気運にもつながるし。 大みそかの午後5時半くらいから、次々といろんな人物が間にVTRを挟んでは後悔生放送。今年は田代まさし、番長清原、能年玲奈の事務所社長、8.6秒バズーカ(謝るようなことはしてないのだが、なぜか出演)などが登壇。衛星中継でアメリカのトヨタの元重役とつないで盛り上がったところで、ドラムロールの中現れる佐野氏。……これ、時間帯によっては『NHK紅白歌合戦』に勝てると思う。鍛えろ、動員力! ◎あのキャラが存在できる所以 熊切あさ美とGENKINGという、何とも足の早そうな旬物件が揃った先日放送の『旅ずきんちゃん』(TBS系)。居酒屋をハシゴしてただ飲んだくれる、という企画で、酒が回ったGENKINGの動きが次第に激しくなり、腕を上げ下げした際、両の二の腕の内側に入れたタトゥーがバッチリ何度も映った。 きょうび、なかなかテレビで「有名人のタトゥー」って見られない。まず本人サイドで絶対に映らないよう努めているし(V6・森田剛『24時間テレビ』)、テレビ側も「映さない」というスタンスを徹底している。しかし今回は映った。「どうせ足早いし」ということなのか、「特殊な物件だからってことでコンセンサスが取れる」ということなのか、「タトゥーが公になったからといって本人にダメージなし」と判断されたということなのか。きっと正解は「事務所が小さいから」なんだろうな。ちなみに左腕に入ってた柄はピストルだった。 ◎待ってます 田辺誠一から、キングコング・西野亮廣まで、どんどん有名人が参入しつつある「俺のオリンピックエンブレム」。ちょっとアイスバケツチャレンジのときと雰囲気が似てるのがウンザリだが。はいだしょうこだけは別。ぜひ見たい。お願いだから描いてくれ。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/22 16:27 関連記事 ネットが“アラ探し”に興じる「佐野研二郎」、その経歴が物語る類まれな技術とは「キスはまだ」発言の春香クリスティーンが背負う、世間からの関心の重み『27時間テレビ』の“白人差別Tシャツ”騒動から透けて見える、フジテレビのヤル気浮気疑惑の夫・吉田栄作よりまずかった、平子理沙のダンマリ会見の痛手とはピース・又吉直樹の芥川賞受賞で気になる、アノ芸能人にとっての「小説を書く」意味 次の記事 関ジャニ∞・大倉、女優2人と密会発覚 >