KAT-TUN・上田竜也、元ミニスカポリスと“熱愛発覚”も問われるマスコミ取材手法
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
安倍晋三首相のお友だちやチルドレンのトンデモ発言が止まらない――「戦争に行きたくないのは自己中」「法的安定性は関係ない」。奇しくも昨日、元維新の党・上西百合子のセクシー写真自叙伝出版に対して、同党の柿沢未途幹事長が「バカのやることは知りません。バカのやることだから」と切り捨てたが、この言葉を安倍首相はじめ自民党の問題議員たちにも贈りたい。
第277回(7/31~8/4発売号より)
1位「KAT‐TUN上田竜也 元ミニスカポリスと育む“半同棲”愛」(「週刊女性」8月18・25合併号)
2位「瀬戸内寂聴×三輪明宏 『70年前の悲劇を二度と繰り返さないために!』(「女性自身」8月18・25合併号)
3位「やしきたかじんさん 一番弟子が語る裁判の行方『元マネージャーと一緒に堂々と闘う!』」(「週刊女性」8月18・25合併号)
「週女」が放ったジャニーズスクープがKAT‐TUN・上田竜也と元グラドルMさんの“半同棲”愛記事だ。これまで女優の小林涼子と交際中とみられていた上田だが、小林とは既に1年前に破局、現在は元ミニスカポリスにして元グラドルのMさんと熱愛中らしい。
ジャニーズ記事としては少々地味目だが、「週女」はMさんのマンションを張り込み、上田がMさんの部屋に出入りするだけでなく、そこからスポーツジムに通うなど、自宅同然の生活をしている様子を報じている。
特にジャニーズの熱愛というだけで、スキャンダル性はないのだが、ちょっと驚いたのが今回の「週女」の取材手法だ。
「週女」は半同棲の様子を確認すると、上田本人に直撃することなくお相手の女性のみに直撃したのだ。もちろんそれは、よくあることでもある。タレントは忙しく、スケジュールを把握できない場合は捕まえにくいケースが多いし、一般人の方が警戒心もなく、ポロっと本当のことを言ってしまう確率が高いから。しかし、今回「週女」は上田がMさんのマンションを何度も出入りしているのを確認している。
まあ、ここまでは仕方ないかもしれない。だが、それ以上に嫌な感じなのは「週女」がお相手女性のMさんをマンション前で直撃するだけでなく、彼女の職場にまで押し掛けたことだ。
そう、彼女は現在、六本木のキャバクラに勤めており、そのキャバクラに記者が“客”として行ったのだ。しっかりMさんの源氏名を調べて指名して。客なのだから、Mさんが記者を邪険に扱えるはずがない。記者は逃げ場がないMさんに質問を浴びせた。今は芸能活動をしていないのか、この店には何年勤めているのか、上田との交際はどのくらいか。Mさんは「彼氏はいません」と上田との関係を否定しながら、それでも笑顔でソツなく記者を接客したという。
なんだか弱い者イジメ全開。しかも記事ではジャニーズ事務所側にもコメントを求めた形跡すらない。いくらジャニーズからNG媒体扱いされているからといって、事務所に「ノーコメント」のコメントをもらって、せめて上田にも同じく直撃すれば、ここまで弱い者イジメ感はなかったはずだ。
元グラドルとはいえ、接客という仕事をしている一般人に、しかもオーナーでもなくイチキャスト、従業員として接客するキャバ嬢という逃げ場のない弱者に、客として取材するのは安易すぎるし卑劣でもある。それならもっと張り込んで上田を直撃しろ。もっと大物を狙え。職場に行くなら政治家や有名芸能人にしろ。強者を狙わず、なぜ弱者ばかり執拗に追いかける。
後味の悪いジャニーズスクープだった。