サイゾーウーマンカルチャーインタビューしみけん×大泉りかが語るペニス映画 カルチャー 映画『最後の1本』対談 自分のペニスを博物館に寄贈!? 異色ドキュメンタリー『最後の1本』をしみけん×大泉りかが語る 2015/08/07 19:00 インタビュー (C)2012 OTIS JONES LTD – ALL RIGHTS RESERVED 大泉 あと、私が気になったのは、トムがちんちんに星条旗のタトゥーを入れたシーン。タトゥーを施した人がすごい興味なさそうな顔してて(笑)。トムのドヤ顔に辟易として、わざと無関心を装ってるふうでもありましたが、実際のところ、男の人って、自分のチンコは好きでも、他人のチンコには、あまり興味がないものなんですか? しみけん いや、ジムとか行くと見ますよ。たぶん本能だと思うんです。オスは、「コイツはこれを使って、どうやって子孫繁栄をするんだろう?」って、本能で見ちゃうんだと思います。 大泉 なるほど。確かに、例えば男子には風呂入ったときに「あいつはデカかった」って会話がありそうなイメージです。だけど、女同士で「あの子のオッパイ大きかったね」と話したりはあんまりないですよね……いや、まぁ、めちゃくちゃ大きかったら、少しくらいは噂したりしますけど、でも基本的には、人の体のことに触れちゃいけないって暗黙の了解があると思います。あと、男の人で、チンコの写真をやたら送ってくる人がいる。「僕デカいんですけど見てもらえませんか?」とか「君のことを思ってたら、こんなに勃っちゃった」とか。 しみけん それは相手からのリアクション狙い。でも「デカイんです」って見せるのは、虚栄心ですね。 ■2本のちんこの虚栄心のありか ――「虚栄心」といえば、アラソンさんはアイスランドの有名な冒険家で、数多くの女性とセックスしてきました。だから最後の虚栄心として、ちんこを寄贈したいと思ったのかなと感じたのですが。 大泉 この人は、たまにいる街の変人ですよね(笑)。最後にアイスランドのヒーローになりたかったのかな。「みんなもモテ男のちんこは見たいでしょ」「これがアラソンのチンコだぞ、ただのホモサピエンスではないぞ」っていう気持ちはあったのかも。あとアラソンは、今までの関係した女性をリストにして、写真まで持っていましたよね。写真を見て「いいオッパイしてたな」と語ったり。ヤッたリストをつける男性って、どこの国にもいるんだなぁって思いました。 しみけん 俺もシミペディアっていうのをつけてますよ! 絡んだ女優さんはどこ出身なのかとか、どんな話をしたかとか書いてて。だから「あ、この人もつけてるんだな」って。そこから真面目さを感じました。 大泉 ここにもいたか(笑)。けど、ヤリマンの人って、今まで話を聞いた限り、きっちりヤッた人数とか覚えてない人のが多い。そういう雑さがあるからこそ、ヤリマンになれるのかもしれないですが……。 しみけん それこそよく言う、「女は男を上書き保存するけど、男は女を新規保存する」ですよね。女の子って、過去のことそんなに引きずらないでしょ?。でも男は引きずる。そういうところからも男には、過去の記憶や経験を残しておきたいっていうのがあるんじゃないかな。 大泉 男は、やった回数が身になるっていうか、自分が成長したと思う部分はあるかもしれませんね。自分が「消費される」っていう意識を持たないというか。 ――一方でトムさんは、自分の性器に“エルモ”と名前をつけたり、女性経験を誇るというより、自分の性器自体への愛情が深かったですよね。この感覚には共感できましたか? 大泉 膣トレやったり、まんこ洗うソープとかを伊勢丹で買ってる人っていますよね。性器を整形する人もいるそうです。女でいうと、そういうタイプでしょうか。 しみけん 美肌の一部として、まんこをキレイにするという感じですか? ――愛し方がビューティー寄りかもしれません(笑)。そう考えると、女のまんこケアは“対男”なのでしょうか。 大泉 でも、男がまんこにビューティーを求めているのかというと、それもまた謎というか。むしろ、まんこケアは、美魔女とかに近い気もしますよね。あと、実は根底にコンプレックスを抱いている場合と。「私のまんこは綺麗じゃない、醜いんじゃないか……」って。個人的にはまんこに美醜はあんまり関係ないというか、むしろ醜いくらいがエロいのでは、とも思ったりもするんですが。しみけんさんは、トムさんに感情移入しました? 名前つけたりとか、星条旗のタトゥーを入れたりとか。 しみけん 愛国心の強さは、すごいなと思いましたけどね(笑)。この人はコミュニケーション能力に難アリでしょ? 館長に対して毎日メールを送ってくるとか、返信がなかったら被害者意識を持つとか。 前のページ123次のページ 関連記事 「まんこと言えない刑事が可愛かった」ろくでなし子×岩井志麻子が、アノ逮捕劇を語る!女の数だけ「股間」がある——おばあさん産婦人科医の「女の股間と人生」袋に埋め込んだ器具のボタンを押したらすぐ勃起!? 驚くべきアジアのED治療事情「前戯は必要ない」71歳の本音も! 冬休み、声に出して読みたいムックガングロギャル×女子大生が語る、「モテ」と「偏見」と「将来」――“同世代女子”座談会