「全部自己満！」ガングロギャル×「認められたい」女子大生――異色の“自意識”座談会

ガングロギャルとじっくり話すのは初めてという2人

しおり　そう思えるのは、やっぱり自分を持ってるからだと思う。小学生の頃、日傘を持ってた時点で、自分を持ってる！

はるたむ　日傘だけじゃなく、体育は、帽子の上からタオルを巻いて長袖長ズボンで汗だくで授業を受けてました（笑）。周りからどう見られるかなんて考えられないくらい、自分のこだわりが強いんですよ。

りさ　えー、やっぱり私だったら、体育で長袖にタオルを巻いてたら変だと思われるんじゃないかという方が気になっちゃうかも（笑）。

はるたむ　変だと思われてたかもしれないけど、自分の理想と違うことの方がイヤなんです。外見だけじゃなくて、将来の夢も小学校の頃から明確にあるんですよ。

しおり　私は、そういうはっきりした理想がないから、周りの目が気になるのかも。

りさ　あ、でも「外見だけじゃない」なら、私もわかる部分があるかも。私は海外旅行が趣味なんですけど、「1人で行って怖くないの？　危ないよ」といくら他人に言われても行きたいところには行くし、行ってよかったと思う。それに近いんじゃないかな。

ぽみたん　同じだと思う。はるたむは、昔から服のデザインをしたいという明確な夢があって、今GALEOというアパレルブランドのプロデューサーをしてるし、私も歌手になりたいという思いがあって、そこに一直線に走ることしか考えてない。少しでもぶれがあって、不安だったり、「私じゃ無理だろうな」なんて言ってたら、その時点でそこにたどり着かないと思ってる。

はるたむ　うちの場合、親の影響もあります。親がめっちゃしっかりした人で、エリート教育を受けさせて「しっかりした大人になれ」とずっと言ってたから、親が望んだ道に進まなかった分、自分のやりたいことを仕事にしようと思って。親を越えることが、人生の一番の目標。親の存在がでかいから、くじけないし曲がらない。

りさ　これまでを振り返ってみて、「あのとき、ああしてればよかった」と後悔していることってあったりしますか？

はるたむ　酔っぱらって高価なものをなくしたとか、そういうことだったらある（笑）。嫌だったことやつらかったことは死ぬほどあるけど、それは「過程」だから、それがあったからこそ今の自分がいるから。そこに戻ったら、またやり直しでしょう。だったら積み上げて乗り越えていきたい。

ぽみたん　うちは後悔はあるっちゃあります。でも、後悔したことによって今の自分があると思ってる。だから、後悔も必要だし失敗も必要。失敗せずに生きてたら、絶対こうはなってないと思う。失敗、苦労、成功いろんなことが重なって今の自分ができてる。病んだりというのもないです、まぁ恋愛系で病むことはあるけど、それ以外ではない。

はるたむ　うちはうつ病診断されたことあるし、自殺しようと思ったこともあるし、元彼にDVされたり、親もめちゃ殴る人で、死にたいと思うことは全然ある。でも、人前でつらいという気持ちを出すのは嫌いだから、人前で笑ってるけど、今でも家に帰るとズタズタというときがある。